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グリムス Research Memo(5):高い健全性とともに高い収益性を確保
2024/1/18 13:25
FISCO
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*13:25JST グリムス Research Memo(5):高い健全性とともに高い収益性を確保 ■グリムス<
3150
>の業績動向 2. 財務状況及びキャッシュ・フローの状況 2024年3月期第2四半期末の財務状況は、現金及び預金が950百万円、商品が391百万円、それぞれ増加したことなどから、流動資産は前期末比1,343百万円増の15,511百万円となった。また投資有価証券が1,196百万円増加したことなどから、固定資産は同1,211百万円増の4,261百万円となった。以上から、資産合計は同2,554百万円増の19,772百万円となった。負債では、支払手形及び買掛金が779百万円、未払法人税等が416百万円増加したことなどから、流動負債が同1,009百万円増の5,672百万円となった。また、長期借入金の429百万円減少により、固定負債は同392百万円減の2,152百万円となった。以上から、負債合計は同616百万円増の7,825百万円になった。このうち、有利子負債は同465百万円減の2,692百万円であった。これは、前期は電力コスト高騰や為替の円安などによる物価上昇に対応して、在庫の確保など柔軟な発注を可能にするために借入によりキャッシュポジションを高めたが、今期上期は十分な営業キャッシュフローがあったため追加借入はせず借入金の約定返済が進んだためである。純資産合計は親会社株主に係る四半期包括利益が増加したことから、同1,938百万円増の11,947百万円であった。 以上の結果、2024年3月期第2四半期末の自己資本比率は60.1%で、財務の健全性は極めて高く良好な財務基盤を維持していると評価できる。また、2023年3月期末のROAは23.9%、ROEも27.6%であり、収益性も極めて高い。実際、日本取引所グループ<
8697
>の上場会社連結決算短信集計に基づく2023年3月決算のプライム市場上場会社(全産業)の自己資本比率31.8%、ROA4.1%、ROE9.2%を、同社の数字は大きく上回っている。 2024年3月期第2四半期末の現金及び現金同等物の期末残高は、9,175百万円(前年同期末は4,606百万円)であった。 2024年3月期第2四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動により得られた資金は3,083百万円(前年同期は1,343百万円の支出)となった。これは、税金等調整前四半期純利益3,229百万円などにより資金が増加した一方、棚卸資産の増加391百万円、法人税等の支払629百万円などの資金の減少があったことによる。 投資活動により支出した資金は1,355百万円(同600万円の支出)になった。これは、投資有価証券の売却500百万円などによる資金の増加があった一方で、投資有価証券の取得による支出1,700百万円などにより資金の減少があったことによる。 財務活動により支出した資金は778百万円(同1,033百万円の収入)となった。これは、長期借入金の返済465百万円と配当金の支払389百万円などにより資金の減少があったことによる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《SO》
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東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
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