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TrueData Research Memo(6):2023年3月期第2四半期累計は黒字転換、DX需要の開拓を進める

2022/12/26 15:36 FISCO
*15:36JST TrueData Research Memo(6):2023年3月期第2四半期累計は黒字転換、DX需要の開拓を進める ■業績動向 1. 2023年3月期第2四半期の業績動向 True Data<4416>の2023年3月期第2四半期累計(2022年4月~9月)の業績は、売上高で前年同期比13.9%増の709百万円、営業利益で44百万円、経常利益は42百万円、四半期純利益は40百万円と黒字転換となった。売上高は主力サービスが軒並み前年同期実績を上回り、過去最高を更新した。既存顧客を維持しつつ、新規顧客を積み上げ続けてきたのが好調の要因だ。主要サービス別で売上高を見ると、イーグルアイが13.4%増の363百万円、ショッピングスキャン等が8.2%増の158百万円となった。 売上比率の78.9%をストック型売上であげている。ストック型売上は月額利用料の収入となるため、解約の申し出がなければ継続してサービスが使用されることから、安定した売上を見込める。利益面でも売上総利益、営業利益、経常利益のいずれも前年同期実績を上回り通期でも今回の修正予想が達成される公算は大きい。同社のビジネスモデルは売上原価、販売管理費を抑えながら売上を拡大していくことができるため、事業の合理化施策やコスト改善をさらに進めると、利益率はさらに上振れする余地があると弊社では考えている。 同社はデータマーケティング事業のみの単一セグメントだが、目的に応じてさまざまなサービスを提供している。安定収益となるストック型売上のサービス別売上高構成比は、イーグルアイが51.2%、ドルフィンアイが4.4%、POS分析クラウド0.8%、ショッピングスキャン等22.3%となっている。これらのストック型売上が売上全体の78.9%を占めることで、安定した収益基盤が確立されている。各サービスを利用した新規顧客の獲得と顧客当たりの単価向上による売上拡大を図るため、「イーグルアイ」の簡易版である「ドルフィンアイ」で関心の高い顧客層をターゲットにアプローチを行い、ドルフィンアイをフックにしてイーグルアイの顧客数を伸ばすフローもある。ショッピングスキャンでも独自のノウハウを用いた分析を提供する。 2Qの売上高は9期連続増収を継続した。11年間の年平均売上成長率は13.9%となる。長期にわたり堅実な売上成長を続けていることから、同社が顧客満足度の高いサービスを提供していることがうかがえる。 ストック型ビジネスは継続的な利用を前提としているため、一度サービスを購入・契約すると、毎月継続的に売上が増加する。また、商品やサービスに満足した顧客は、継続して利用する可能性が高く、さらに売上が伸びる可能性がある。一般的に知名度の低い商品・サービスでは、新規顧客の獲得が困難な場合があるが、同社の場合は今までに取引実績が200社以上あり、一定数以上の利用者の確保をすることに成功している。サービスを開始するための投資回収も進んでおり、新しい投資ができる状況になってきている。また、知名度もマーケットに浸透してきているため、今後も新規顧客を獲得する可能性は高いと弊社では考える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 石灰達夫) 《SI》
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時価総額 4,262百万円
消費者購買データを扱うビッグデータプラットフォームの運営を行う。消費財メーカー向け購買行動分析ツール「Eagle Eye」などを提供。小売業向けサービス「ショッピングスキャン」は新規取引先開拓に注力。 記:2024/08/01
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