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後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は底堅く一時切り返す動きも

2024/8/19 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は底堅く一時切り返す動きも 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は6日ぶり反落、売り一巡後は底堅く一時切り返す動きも ・ドル・円は軟調、日本株の弱含みで ・値下り寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は6日ぶり反落、売り一巡後は底堅く一時切り返す動きも 日経平均は6日ぶり反落。前営業日比15.50円安(-0.04%)の38047.17円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 16日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は96.70ドル高(+0.24%)の40659.76ドル、ナスダックは37.22ポイント高(+0.21%)の17631.72、S&P500は11.03ポイント高(+0.20%)の5554.25で取引を終了した。グールズビー・シカゴ連銀総裁が景気や労働市場に懸念を表明したほか、住宅着工件数が予想を下回ったため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気への懸念が緩和し、買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。終盤にかけて、長期金利低下や根強い利下げ期待に買われ続伸し終了。 米国株しっかりも、足元5連騰していることや為替の円安一服などが意識されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。売り一巡後の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小し、38000円台を回復後、一時切り返す場面もみられるなど底堅い展開。先週末終値水準で前場の取引を終えた。前場のプライム市場の売買代金は、1.8兆円ほどと商いは減少、週初らしい静かな地合いとなった。 日経平均採用銘柄では、荏原製作所<6361>、小松製作所<6301>、村田製作所<6981>がさえないほか、三越伊勢丹HD<3099>の下げがやや目立つ。このほか、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、日本取引所グループ<8697>、セブン&アイHD<3382>が売られた。 一方、国内証券会社のレポートを材料にGSユアサ<6674>が買い優勢となったほか、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ソフトバンクG<9984>など半導体株の一角も買われた。また、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されて日本郵船<9101>が買われ、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>も連れ高となった。このほか、住友ファーマ<4506>、あおぞら銀行<8304>、マツダ<7261>が買われた。 業種別では、鉱業、小売業、機械、サービス業、ゴム製品などが下落した一方、海運業、情報・通信業、鉄鋼、銀行業、精密機器などが上昇した。 史上最大の下落幅となった8月5日から2週間しか経過していないが、日経平均は38000円台を回復。東京株式市場は落ち着きを取り戻している。ただ、価格帯別売買高では、38000円水準での売買が多く、この水準は戻り待ちの売りが出やすいと見られている。プライム市場の売買代金が減少傾向にあるなか、4兆円前後の売買では戻り待ちの売り圧力を吸収できない可能性はある。週末に米ジャクソンホール会合開催を控えていることもあり、週末までは38000円水準でのもみ合いとなる可能性もあろう。様子見姿勢が強まり、後場の日経平均は小動きとなりそうだ。 ■ドル・円は軟調、日本株の弱含みで 19日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円05銭まで上昇後は147円30銭まで値を下げた。米10年債利回りの失速でドル買いは後退し、ユーロ・ドルは底堅く推移。また、日経平均株価の弱含みで円買いに振れ、主要通貨は対円で下落。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円30銭から148円05銭、ユーロ・円は162円52銭から163円21銭、ユーロ・ドルは1.1023ドルから1.1035ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アストロスケールホールディングス<186A>、PRISM BioLab<206A>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+2.1%(予想:+0.9%、5月:-3.2%) 【要人発言】 ・関係筋 「ハリス大統領候補の経済策、子供を持つ親や住宅購入者、低所得者層向けの新たな連邦補助金、家賃、食料品価格の上昇を抑える新プログラムを提案へ」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 22件
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時価総額 88,243百万円
衛星運用終了時のデブリ化防止向けサービス、既存デブリの除去サービス、衛星寿命延長サービスなど軌道上サービス事業を展開。顧客は政府機関が中心。RPO技術が強み。全額拠出案件積み上げによる収益性改善図る。 記:2024/10/21
306
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+3(%)
時価総額 11,002百万円
独自の創薬基盤技術「PepMetics技術」を活用した創薬事業を展開。自社開発事業ではエーザイや大原薬品工業、共同開発事業では独メルク社、米イーライリリー社等複数の国内外製薬大手と提携。研究開発費増が継続。 記:2024/11/03
2,494.5
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時価総額 973,653百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。百貨店業では外商顧客へのアプローチ強化などに取り組む。 記:2024/11/12
2,490
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時価総額 6,485,344百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4506 東証プライム
541
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時価総額 215,264百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。北米では進行性前立腺がん治療剤などの売上が拡大。 記:2024/11/11
10,955
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時価総額 18,074,019百万円
求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。マッチング&ソリューション事業はSaaSアカウント数の拡大図る。 記:2024/12/08
6301 東証プライム
4,195
1/10 15:30
-15(%)
時価総額 4,085,137百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6361 東証プライム
2,741
1/10 15:30
+52(%)
時価総額 1,266,485百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
6526 東証プライム
2,734
1/10 15:30
-32(%)
時価総額 490,477百万円
ファブレス半導体ベンダー。富士通、パナソニックのSoC事業の統合により誕生。カスタムSoCの開発・提供等を行う。オートモーティブ、スマートデバイス等が注力分野。グローバルな設計・開発力の強化を図る。 記:2024/12/22
2,499.5
1/10 15:30
-36.5(%)
時価総額 251,065百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
2,021
1/10 15:30
-35(%)
時価総額 3,780,513百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6920 東証プライム
15,655
1/10 15:30
+150(%)
時価総額 1,476,047百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
6981 東証プライム
2,522.5
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-48.5(%)
時価総額 5,021,321百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。京都府長岡京市に本社。積層セラミックコンデンサはスマホ向けなどが順調。 記:2024/11/09
7261 東証プライム
1,032
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 652,022百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
10,080
1/10 15:30
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時価総額 1,024,027百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
27,025
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時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8304 東証プライム
2,373
1/10 15:30
-57(%)
時価総額 331,719百万円
旧日本債券信用銀行。レバレッジドファイナンスや不動産ファイナンス、エクイティ投資、環境ファイナンスなどを手掛ける。大和証券グループ本社と資本業務提携。貸出金残高は3.9兆円超。国内向け貸出は順調。 記:2024/12/13
8697 東証プライム
1,701.5
1/10 15:30
-20(%)
時価総額 1,777,349百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9101 東証プライム
4,973
1/10 15:30
-89(%)
時価総額 2,292,553百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,309
1/10 15:30
-112(%)
時価総額 1,924,799百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,074.5
1/10 15:30
-46.5(%)
時価総額 1,400,644百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9984 東証プライム
9,251
1/10 15:30
-78(%)
時価総額 13,598,924百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27