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買い戻しの動きが先行するも決算など控えて上値は重い【クロージング】

2024/4/23 15:56 FISCO
*15:56JST 買い戻しの動きが先行するも決算など控えて上値は重い【クロージング】 23日の日経平均は続伸。113.55円高の37552.16円(出来高概算14億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株を中心に買われた流れを受け、半導体関連株などを中心に買い戻しの動きが先行。日経平均は取引開始直後に37817.78円まで上げ幅を広げた。ただ、主要半導体関連企業の決算発表を前に利食い売りも散見され、買い一巡後に日経平均は一時マイナスに転じる場面もあった。このところの相場急落の反動から押し目を拾う動きもみられるものの、国内主要企業の決算発表本格化を前に積極的に売り買いをこなす向きも少なく、日経平均は37500~37600円水準での膠着となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、保険、証券商品先物、建設、その他金融など20業種が上昇。海運、ゴム製品、金属製品など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、NTTデータ<9613>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、デンソー<6902>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、アドバンテス<6857>が軟化した。 週明けの米国市場は、中東情勢緊迫化に対する警戒が後退する中、前営業日まで下落が続いた半導体株に押し目買いが入ったことなどから主要株価指数は上昇。東京市場にも好影響を及ぼし、買いが先行して始まった。また、銀行・証券・保険の金融株や食品・小売などの内需関連株にも投資資金が向かい、日経平均の上げ幅は一時350円を超えた。ただ、米長期金利は4.6%台と高止まりしていることや、日米ハイテク企業の決算内容を見極めたいと考える向きも多く、半導体関連株の一角が朝高後マイナスに転じるなど、上値の重さが意識されていた。 日経平均は続伸したが、先週末にかけての相場急落の反動で自律反発の域を抜け出ていないと見る向きは多い。また、日米ともに主要企業の決算発表が今後本格化するほか、25日からは日銀の金融政策決定会合など重要イベントが控えている。さらに、イランとイスラエルとの戦闘激化による地政学リスクが再燃する恐れもあるほか、米国のインフレ再加速への不安感も残るなど、懸念材料が山積している。東京市場は大型連休を控えているだけに、連休が明けるまではじっくり業績動向を確認しながら、次なる上昇基調突入に向けたきっかけ待ちとなりそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
6,444
7/5 15:00
-26(%)
時価総額 13,043,449百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6146 東証プライム
63,240
7/5 15:00
-1,340(%)
時価総額 6,849,967百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
22,945
7/5 15:00
±0(%)
時価総額 6,725,501百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
6,631
7/5 15:00
-145(%)
時価総額 5,080,467百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,561
7/5 15:00
-44.5(%)
時価総額 8,071,709百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
34,290
7/5 15:00
-150(%)
時価総額 3,233,067百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
9613 東証プライム
2,320
7/5 15:00
+1(%)
時価総額 3,253,800百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
42,100
7/5 15:00
+270(%)
時価総額 13,397,104百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10