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後場に注目すべき3つのポイント~売買交錯し方向感のない展開

2023/11/21 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~売買交錯し方向感のない展開 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開 ・ドル・円は軟調、調整のドル売り継続 ・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801> ■日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開 日経平均は続落。49.74円安の33338.29円(出来高概算6億7074万株)で前場の取引を終えている。 20日の米国株式市場のダウ平均は203.76ドル高(+0.58%)、S&P500は33.36ポイント高(+0.74%)、ナスダック総合指数は159.05ポイント高(+1.13%)とそれぞれ上昇。米感謝祭翌日のブラックフライデーや週明け月曜日のサイバーマンデーでの消費者の支出が、高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果を受け、期待感から買い優勢の展開。その後もマイクロソフトの上昇が相場全体を一段と押し上げた。米株高を受け、日経平均も前日比65.12円高の33453.15円と小幅反発スタート。利益確定売りが出る一方で、押し目買いの動きも根強く、小幅の動きとなった。 個別では、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>など電気機器株が上昇し、日経平均を押し上げた。そのほか、KOKUSAI<6525>、JVCケンウッド<6632>、大崎電<6644>、サンケン電気<6707>、シャープ<6753>、東証スタンダードの全保連<5845>、ホテルニューグランド<9720>、テーオーHD<9812>、東証グロースのティアンドエス<4055>、Birdman<7063>、スポーツフィールド<7080>、GENDA<9166>などが値上がり率上位に並んだ。 一方、円安進行一服の影響でトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>などの自動車株が続落。バークシャーの大量保有報告書が確認できなかった影響か、伊藤忠<8001>、豊田通商<8015>、三井物<8031>などの商社株も軟調。そのほか、GSユアサ<6674>、ヤマエグループHD<7130>、AZ丸和HD<9090>、東証スタンダードのアルメディオ<7859>、ギグワークス<2375>、東証グロースのWelby<4438>、アーキテクツSJ<6085>などが値下がり率上位に並んだ。 セクターでは、海運業、パルプ・紙、空運業などを筆頭に上昇。一方、輸送用機器、卸売、証券・商品先物取引などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。 本日の東京市場は売り買い交錯し、方向感のない展開となっている。昨日は33年ぶりにバブル崩壊後の高値を更新したが、その後失速。日本株上昇の期待は高まっており、状況は整ってきたようにも見えるが、買いを持続させるために市場はもう一押しの材料を欲しているようにも見える。本日は米国で半導体大手エヌビディアの決算発表が予定されており、これを起爆剤とした動きに期待する見方も少なくない。エヌビディアは昨日の米国市場でさらに上場来高値を更新しており、本日の東京市場でも昨日のSOX指数上昇も支援材料に半導体銘柄が上昇している。エヌビディア決算への市場からの期待は既に相当高まっているようだ。 前述のエヌビディア決算を見極めたい動きや週末の休場などを見据えて後場も小動きとなりそうだが、日米長期金利低下を追い風にグロース250指数は本日も上昇基調が続いており、グロース銘柄へ視線を向けるのも一手だろう。今週末に控える米国のブラックフライデーにあわせ国内でもセールが行われるため、国内小売関連を物色するのも面白そうだ。 ■ドル・円は軟調、調整のドル売り継続 21日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円41銭から147円65銭まで値を切り下げた。米10年債利回りの低下で調整のドル売りが優勢となり、主要通貨は対ドルで小じっかりの展開に。一方、クロス円はドル・円に追随し、弱含んだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円65銭から148円41銭、ユーロ・円は161円85銭から162円42銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0962ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ベースフード<2936>、ペルセウスプロテオミクス<4882>の、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・10月貿易収支:-17.09億NZドル(9月:-24.25億NZドル←-23.29億NZドル) 【要人発言】 ・スナク英首相 「歳入が増えている今、次の段階に入り、減税を目指すことができる」 ・豪準備銀行・議事要旨 「基調インフレがこれまでの数カ月にわたり、予想よりも持続的だった」 「2025年までにインフレ目標内に収められないリスクで、政策調整が適切」 「さらなる金融引き締めが必要かどうか、今後のデータが見通しをどう変えるか」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 32件
2375 東証スタンダード
264
12/30 15:30
+7(%)
時価総額 5,836百万円
コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11
2801 東証プライム
1,762.5
12/30 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,708,596百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
2936 東証グロース
339
12/30 15:30
-5(%)
時価総額 18,277百万円
完全栄養食「BASE FOOD」シリーズの販売等を行う。自社EC、他社EC、卸販売のチャネルで販売。サブスク会員数は22万人超。卸販売の展開店舗数は5万店超。リニューアルによる商品力の強化などに取り組む。 記:2024/12/09
4055 東証グロース
1,614
12/30 15:30
-14(%)
時価総額 12,320百万円
システム開発、AIソフトウェア開発、ITインフラ構築等を行うティアンドエスを中核とする持株会社。東芝グループ、日立グループ等が主要取引先。DXソリューションは大手顧客中心に情報システム開発等の拡大を図る。 記:2024/10/08
4438 東証グロース
337
12/30 15:30
+2(%)
時価総額 2,786百万円
予防・治療領域に特化したパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)プラットフォームサービスを手掛ける。中部電力と資本業務提携。スズケンとの協業加速。疾患ソリューションサービスのパイプラインは順調に積み上がる。 記:2024/12/07
4543 東証プライム
3,062
12/30 15:30
-39(%)
時価総額 4,564,514百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
562
12/30 15:30
-20(%)
時価総額 8,284百万円
東京大学発のバイオベンチャー。抗体医薬品の創薬・開発、抗体研究支援、抗体・試薬販売を行う。パイプラインに抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」など。既存パイプラインの開発、拡充を図る。 記:2024/10/13
5845 東証スタンダード
710
12/30 15:30
+22(%)
時価総額 17,153百万円
家賃債務保証の国内最大手。独立系。沖縄県那覇市に本社。住居用家賃債務保証、事業用家賃債務保証、学費保証「Z-College support」等を手掛ける。事業用家賃債務保証では高単価案件の獲得に注力。 記:2024/10/04
433
12/30 15:30
+18(%)
時価総額 1,301百万円
建築家ネットワークビジネスを手掛ける住まい関連事業が主力。登録建築家は2900名超。家具・インテリア関連商品の販売等を行う暮らし関連事業も。ネットワーク事業はスタジオ加盟数の増加を重要課題として位置付け。 記:2024/08/06
2,145
12/30 15:30
-7(%)
時価総額 506,327百万円
半導体製造装置専業メーカー。日立国際電気から独立。成膜プロセス、膜質改善プロセスを軸に事業展開。バッチALD対応成膜装置に強み。海外売上比率は8割超。生産・開発、販売・サービス体制の拡充などに取り組む。 記:2024/10/05
6632 東証プライム
1,746.5
12/30 15:30
-24(%)
時価総額 286,426百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6644 東証プライム
778
12/30 15:30
-26(%)
時価総額 37,552百万円
計測制御機器メーカー。電力量計で国内トップシェア。スマートメーターに強み。計器用変成器、配電自動化機器等も手掛ける。27.3期営業利益90億円目標。最適な第2世代スマートメーターの生産体制を構築図る。 記:2024/11/10
2,651
12/30 15:30
-26.5(%)
時価総額 266,282百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6707 東証プライム
5,803
12/30 15:30
-86(%)
時価総額 145,644百万円
パワー半導体メーカー。自動車向けが主力。白物家電向けインテリジェントパワーモジュールは世界シェアトップクラス。海外売上高比率は7割超。埼玉県新座市に本社。中計では28.3期営業利益率20%以上目標。 記:2024/11/10
6753 東証プライム
984.9
12/30 15:30
-15.1(%)
時価総額 640,586百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6857 東証プライム
9,198
12/30 15:30
-249(%)
時価総額 7,046,965百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
15,185
12/30 15:30
-65(%)
時価総額 1,431,733百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
7063 東証グロース
288
12/30 15:30
-9(%)
時価総額 1,878百万円
戦略立案や戦略的PR等を行うマーケティング・トランスフォーメーション事業が柱。アーティストマネジメント、ファンクラブ運営等も手掛ける。MX事業はプロジェクト採算管理の徹底、生産効率向上等に取り組む。 記:2024/07/04
7080 東証グロース
587
12/30 15:30
+3(%)
時価総額 4,331百万円
体育会・スポーツ学生向け就職支援サイト「スポナビ」を運営。新卒者向けイベント事業が主力。新卒者、既卒者向け人財紹介事業等も手掛ける。アスリート支援プログラム「Athlete Forward」の提供を開始。 記:2024/12/14
1,974
12/30 15:30
+7(%)
時価総額 54,733百万円
ヤマエ久野を中核とする持株会社。食品関連事業や糖粉・飼料畜産関連事業、住宅・不動産関連事業、運送事業等を手掛ける。九州地盤。スーパーマーケット等が主要取引先。中期経営計画では26.3期売上高1兆円目標。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
3,146
12/30 15:30
-42(%)
時価総額 49,691,029百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,535
12/30 15:30
+4(%)
時価総額 8,104,800百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
7269 東証プライム
1,790
12/30 15:30
-4(%)
時価総額 3,516,609百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7859 東証スタンダード
306
12/30 15:30
-2(%)
時価総額 6,367百万円
中国子会社で生産の断熱材が柱。繊維状炭素を用いたナノ製品を育成へ。中国など海外売上高が全体の約9割。光学ドライブの生産からは撤退。国内は工事案件等堅調。中国で太陽光発電製造用ヒータモジュールの受注が拡大。 記:2024/09/20
8001 東証プライム
7,832
12/30 15:30
-53(%)
時価総額 12,412,858百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,828
12/30 15:30
-7.5(%)
時価総額 3,003,817百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。自動車鋼板事業の競争力強化、サイバーセキュリティ事業の拡大図る。 記:2024/11/12
8031 東証プライム
3,311
12/30 15:30
-11(%)
時価総額 10,023,678百万円
大手総合商社。金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業など多角的に事業展開。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。LNG、モビリティ、ヘルスケアなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/11/09
8035 東証プライム
24,185
12/30 15:30
-195(%)
時価総額 11,406,444百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
1,110
12/30 15:30
-16(%)
時価総額 153,163百万円
3PLサービス、輸配送サービス「桃太郎便」などを手掛ける丸和運輸機関を中核とする持株会社。マツキヨココカラ&カンパニー、アマゾンジャパンなどが主要取引先。ラストワンマイル事業では配送エリアが拡大。 記:2024/08/27
9166 東証グロース
2,565
12/30 15:30
-78(%)
時価総額 196,633百万円
GiGO等のアミューズメント施設、カラオケチェーン「カラオケBanBan」の運営等を行うエンタメ・プラットフォーム事業が柱。エンタメ・コンテンツ事業も。アミューズメントは積極的な新規出店、M&Aに注力。 記:2024/10/05
9720 東証スタンダード
5,550
12/30 0:00
-5,550(%)
時価総額 6,555百万円
横浜唯一のクラシックホテル「ホテルニューグランド」を運営。1927年開業。ホテル本館の隣にテナントビル所有。レストランの運営等も。4Qに売上が偏重する傾向。クラシックホテルの付加価値向上などに取り組む。 記:2024/11/08
9812 東証スタンダード
244
12/30 15:30
+2(%)
時価総額 2,178百万円
ホームセンター「イエローグローブ」等の流通事業、自動車販売等の自動車関連事業、木材事業、建設事業等を手掛ける。北海道函館市に本社。流通事業では特売施策等を実施。自動車関連事業では中古車販売が順調。 記:2024/11/08