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後場に注目すべき3つのポイント~買い先行も上値の重い値動き

2023/11/13 12:29 FISCO
*12:29JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い先行も上値の重い値動き 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、買い先行も上値の重い値動き ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は反発、買い先行も上値の重い値動き 日経平均は反発。182.30円高の32750.41円(出来高概算7億5014万株)で前場の取引を終えている。 前週末10日の米国株式市場のダウ平均は391.16ドル高(+1.15%)と反発、S&P500は67.89ポイント高(+1.56%)、ナスダック総合指数は276.66ポイント高(+2.05%)と大幅反発。アトランタ連銀のボスティック総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が追加利上げの可能性も除外せず、ミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率も予想外に上昇したため一時伸び悩んだ。しかし、市場の利上げ終了観測が根強く、終盤にかけて金利が再び低下したことで上げ幅を拡大した。堅調な展開となった米株市場を横目に、日経平均は前週末比250.04円高の32818.15円と反発でスタート。その後はプラス圏で推移するも上げ幅をやや縮小している。 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>などの一部の半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株が堅調に推移。また、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、アドバンテ<6857>、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>、JT<2914>なども上昇した。第3四半期は収益回復加速し大幅増益決算となった住友ゴム<5110>や上半期大幅上振れ着地で通期増益幅は一段と拡大したゼンショーHD<7550>が急騰、レオン自動機<6272>、ブレインパッド<3655>、ブイ・テクノロジー<7717>が値上がり率上位となった。 一方、川崎船<9107>や郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が軟調に推移した。また、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、三菱重工業<7011>、ホンダ<7267>、リクルートHD<6098>なども下落した。ほか、7-9月期大幅減益で通期予想を下方修正した資生堂<4911>が急落、イーレックス<9517>、ホソカワミクロン<6277>、ゲオホールディングス<2681>などが値下がり率上位となった。 セクターでは、倉庫・運輸関連業、その他製品、ゴム製品が上昇率上位に並んでいる一方で、海運業、化学、空運業などが下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は41%、対して値下がり銘柄は56%となっている。 本日の東京株式市場は買いが先行した。前週末の米主要株価指数が値幅を伴って上昇したことに加えて、米長期金利の上昇が一服したことから国内の投資家心理は改善した。また、東エレク<8035>が今期の業績予想を上方修正したことも国内の半導体関連株の上昇につながり、ハイテク株高が指数をけん引している。ただ、利益確定の売りや戻り待ちの売りが出て、上値を抑えている。そのほか、アジア市況では、香港ハンセン指数が上昇する一方で上海総合指数が軟調に推移している。 さて、後場の日経平均は引き続きプラス圏を維持するか。前週はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が演説のなかでインフレ動向によっては政策金利を再び引き上げることを示唆し、そのほかのFRB要人からも追加利上げの余地を残す発言が散見された。今週は、14日に10月消費者物価指数(CPI)、15日に10月小売売上高と金融政策に影響を与える経済指標発表が控えている。また、17日にはつなぎ予算の期限を迎えて政府機関閉鎖の懸念もくすぶっており、買い進む材料に乏しいなか上げ幅は限定的となる可能性がある。そのほか、米株先物やアジア市況を横目に、決算発表を終えた個別材料株に物色意欲が続くか注目しておきたい。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り 13日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、151円44銭から151円67銭まで値を上げた。日米金利差を背景にドル買い・円売りが先行。また、前週末の米株高を受け週明け東京株式市場で日経平均株価が堅調地合いとなり、円安方向に振れやすい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円44銭から151円67銭、ユーロ・円は161円87銭から162円05銭、ユーロ・ドルは1.0681ドルから1.0691ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ギグワークス<2375>、 北川精機<6327>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・10月企業物価指数:前年比+0.8%(予想:+1.0%、9月:+2.2%←+2.0%) 【要人発言】 ・コーラー豪準備銀行総裁補 「金利が制限的であることに疑いの余地はない」 「賃金の伸びは加速したが、現在はおおむね安定している」 「インフレ率を目標水準に戻すにはもっと時間がかかるだろう」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 32件
2375 東証スタンダード
258
1/6 15:30
-6(%)
時価総額 5,703百万円
コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11
2681 東証プライム
1,661
1/6 15:30
+9(%)
時価総額 65,960百万円
映画・音楽・ゲーム等を取り扱うメディアショップ「ゲオ」、総合リユースショップ「セカンドストリート」を中核とする持株会社。愛知県名古屋市に本社。リユース店舗の新規出店を国内外で推進。EC販売促進も図る。 記:2024/12/07
2914 東証プライム
4,049
1/6 15:30
-31(%)
時価総額 8,098,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。配当性向75%目安。たばこ事業はコスト競争力の更なる強化図る。 記:2024/12/09
3655 東証プライム
1,226
1/6 15:30
-11(%)
時価総額 27,341百万円
データ活用支援を行うプロフェッショナルサービス事業が主力。自社製・他社製プロダクトの提供等も手掛ける。伊藤忠商事、りそなHDと資本業務提携。プロフェッショナルサービス事業では新規案件開拓が順調に進む。 記:2024/11/27
4911 東証プライム
2,714
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-72.5(%)
時価総額 1,085,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。26.12期コア営業利益率7%目標。グローバルでコスト構造改革図る。 記:2024/12/15
5110 東証プライム
1,752
1/6 15:30
-31.5(%)
時価総額 460,851百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
10,775
1/6 15:30
-370(%)
時価総額 17,777,048百万円
求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。マッチング&ソリューション事業はSaaSアカウント数の拡大図る。 記:2024/12/08
6146 東証プライム
43,180
1/6 15:30
+450(%)
時価総額 4,677,128百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。精密加工装置は高付加価値製品中心に出荷順調。精密加工ツールは高水準の需要続く。 記:2024/12/08
6272 東証プライム
1,449
1/6 15:30
-13(%)
時価総額 41,140百万円
食品加工製造機械メーカー。包あん機、自動化シートラインで国内トップシェア。顧客数は全世界で1万7000社超。各種プラントの設計・製作等も。欧米は大型自動化ラインの拡販進める。中東、インド等の開拓にも注力。 記:2024/11/26
6277 東証プライム
4,075
1/6 15:30
-140(%)
時価総額 64,100百万円
粉体処理機器メーカー最大手。高機能フィルム製造装置等のプラスチック薄膜関連事業、自社ブランドの化粧品や育毛剤等も。大阪府枚方市に本社。粉体関連事業では原薬など医薬分野が順調。グローバル販売網の拡大図る。 記:2024/10/20
6327 東証スタンダード
527
1/6 15:30
+1(%)
時価総額 4,453百万円
産業機械メーカー。プリント基板材料の銅張積層板成形用真空多段プレス装置で世界トップシェア。重量物用収納棚などのFAシステムも手掛ける。広島県府中市に本社。産業機械事業では主要製品の製造が順調に進む。 記:2024/11/27
6526 東証プライム
2,573.5
1/6 15:30
+43(%)
時価総額 461,683百万円
ファブレス半導体ベンダー。富士通、パナソニックのSoC事業の統合により誕生。カスタムSoCの開発・提供等を行う。オートモーティブ、スマートデバイス等が注力分野。グローバルな設計・開発力の強化を図る。 記:2024/12/22
6758 東証プライム
3,301
1/6 15:30
-68(%)
時価総額 20,608,466百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6857 東証プライム
9,302
1/6 15:30
+104(%)
時価総額 7,126,644百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
15,000
1/6 15:30
-185(%)
時価総額 1,414,290百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
7011 東証プライム
2,243
1/6 15:30
+20(%)
時価総額 7,567,092百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
3,011
1/6 15:30
-135(%)
時価総額 47,558,706百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,578.5
1/6 15:30
+43.5(%)
時価総額 8,334,480百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8,819
1/6 15:30
-145(%)
時価総額 1,417,504百万円
国内外食企業トップ。「すき家」を中核に、「なか卯」や「はま寿司」、「ココスジャパン」、「ジョリーパスタ」などを傘下に収める。FC含む店舗数は1万5300店超。新規出店効果等でグローバルはま寿司部門は順調。 記:2024/11/26
7717 東証プライム
2,409
1/6 15:30
+1(%)
時価総額 24,230百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。アグリビジネスも。子会社がアドバンスドパッケージ用テスター「LIBRA」の1号機を受注。 記:2024/11/26
7974 東証プライム
9,070
1/6 15:30
-194(%)
時価総額 11,779,118百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。京都府京都市に本社。新作の「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」は滑り出し順調。 記:2024/12/22
8035 東証プライム
24,360
1/6 15:30
+175(%)
時価総額 11,488,980百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
1,857.5
1/6 15:30
+11.5(%)
時価総額 24,671,306百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。金利上昇で利ザヤ拡大。ウェルスナビを完全子会社化へ。 記:2024/12/20
3,782
1/6 15:30
+18(%)
時価総額 14,842,580百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9101 東証プライム
5,340
1/6 15:30
+67(%)
時価総額 2,461,740百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,643
1/6 15:30
+135(%)
時価総額 2,045,892百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,291.5
1/6 15:30
+37(%)
時価総額 1,547,157百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9201 東証プライム
2,471.5
1/6 15:30
-21(%)
時価総額 1,080,401百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9202 東証プライム
2,847
1/6 15:30
-18.5(%)
時価総額 1,378,785百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9517 東証プライム
759
1/6 15:30
+17(%)
時価総額 56,485百万円
相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26
9983 東証プライム
51,550
1/6 15:30
-2,270(%)
時価総額 16,404,293百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,234
1/6 15:30
+49(%)
時価総額 13,573,934百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27