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買い先行も心理的な節目を前に上値の重さを意識【クロージング】

2023/8/30 16:22 FISCO
*16:22JST 買い先行も心理的な節目を前に上値の重さを意識【クロージング】 30日の日経平均は3日続伸。106.49円高の32333.46円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したほか、中国・上海や香港といったアジア株も堅調に推移しているため、リスク選好ムードが台頭。半導体や電子部品関連など値がさ株中心に買いが先行したほか、短期筋による先物買いも加わり、日経平均は前場終盤にかけて上げ幅を広げ、32557.45円と取引時間中としては、14日以来約2週間ぶりに32500円台を回復した。ただ、9月1日に8月の米雇用統計の発表などを控えていることなどから、次第に買い見送りムードが広がり、上値の重さが意識されていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000と全体の過半数を占めた。セクター別では、銀行、機械、証券商品先物、その他金融、精密機器、電気機器など21業種が上昇。一方、海運、小売、空運、電気ガスなど11業種が下落し、医薬品は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、京セラ<6971>、信越化<4063>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、7&iHD<3382>が軟化した。 前日の米国市場は、7月の米雇用動態調査(JOLT)で非農業部門の求人件数が2021年3月以来の低水準となり、金融引き締め長期化の懸念が後退したことが買い安心感につながった。また、米アップルが新製品発表会を9月に実施すると明らかにしたことも支援要因となり、東京市場ではアップルサプライヤーの電子部品株に買い気が波及し、日経平均の上げ幅は一時330円を超えた。一方、東京電力福島第1原発の処理水放出を受け、中国で日本への旅行取り止めや日本製品の不買運動が起きている余波が続き、インバウンド関連株には値を消す銘柄が目立っていた。 日経平均は25日線、75日線水準である32250円水準を突破したことで、次は心理的な節目である32500円辺りでの攻防をクリアしてくることが期待される。ただ、東証プライム市場の出来高は薄商いが続いており、ここからの持続的な株価上昇には市場エネルギーの増加が不可欠との見方が大半だ。このため、直近の上昇過程での調整期間もまだしばらく続きそうで、夏季休暇明けが本格化する9月以降の相場再上昇を意識した準備期間と考えていたほうが良いだろう。 《CS》
関連銘柄 10件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17