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FOMC通過で買い戻しの流れが強まる【クロージング】

2023/7/27 16:10 FISCO
*16:10JST FOMC通過で買い戻しの流れが強まる【クロージング】 27日の日経平均は3日ぶりに反発。222.82円高の32891.16円(出来高概算13億3000万株)で取引を終えた。市場予想を下回る2023年4-6月期決算を発表したアドバンテス<6857>の下落を映して、半導体株の一角は売りが先行。日経平均は取引開始直後に32503.69円まで水準を切り下げた。ただ、韓国のサムスン電子が発表した2023年4-6月期決算が市場予想を上回る結果となり、半導体メモリー市況の底打ちへの期待感から、国内の半導体関連株にも買いが波及。後場中盤には32938.59円まで上げ幅を広げる場面もあった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、電気ガス、保険、その他製品、海運、鉄鋼など30業種が上昇。一方、輸送用機器、建設、ガラス土石の3業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>、バンナムHD<7832>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、日東電工<6988>、オムロン<6645>、サイバー<4751>が軟化した。 注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容は大方の想定通りの結果でサプライズはなかった。むしろ、前日に発表したアドバンテスの1Q決算が市場ムードをやや悪化させたようだ。しかし、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとのムードが強く、次第に様子見ムードが広がり、前日の終値を挟んでの動きだった。後場に入ると、状況は一変。日経平均の上げ幅は200円を超えた。関係者からは「FOMCを波乱なく通過したため、イベントリスクを警戒して売り立てていた海外勢が買い戻しを入れたことがきっかけになった」との声も聞かれた。 日経平均は25日線を上抜けたことから買いに弾みが付いた形だが、このままの流れが続けば、早晩5日線と25日線がゴールデンクロスする可能性が高く、再び先高期待が高まる可能性があるとの声が聞かれ始めている。ただ、日銀の金融政策決定会合の結果のなか、現状維持との見方が多いが、イールドカーブコントロールの調整が行われるのではないかとの見方も残っており、結果を見極めたい状況だろう。国内でも主要ハイテク企業などの決算発表が本格化するため、業績動向を確認したいと考える投資家も多いようだ。 《CS》
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4751 東証プライム
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6645 東証プライム
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6857 東証プライム
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時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6988 東証プライム
2,598
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1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
3,407
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時価総額 2,269,062百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
27,475
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時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
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世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
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時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17