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前場に注目すべき3つのポイント~米国株高を好感も、買い一巡後は為替動向に注視~

2023/7/18 9:05 FISCO
*09:05JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国株高を好感も、買い一巡後は為替動向に注視~ 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米国株高を好感も、買い一巡後は為替動向に注視 ■ユニバーサル、1Q営業利益 104.7%増 47.60億円 ■前場の注目材料:積水ハウス、「水素住宅」、電力自給自足、25年実用化へ ■米国株高を好感も、買い一巡後は為替動向に注視 18日の日本株市場は、米株高を好感するなかで買い優勢の相場展開になりそうだ。17日の米国市場は、NYダウが76ドル高、ナスダックは131ポイント高だった。予想を下回った中国の国内総生産(GDP)や小売売上高が国内景気減速懸念につながるとして売りが先行した。しかし、イエレン米財務長官が国内経済への影響は少なく、景気後退を回避すると楽観的な見解を再表明したため警戒感が和らぎ上昇に転じた。米長期金利が低下し、ハイテクが引き続き買われるなか、相場全体を押し上げる格好となった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比変わらずの32340円、円相場は1ドル138円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32090円まで売られる場面が見られた。ただし、米国市場の取引開始後には切り返しを見せており、32200円~32400円辺りでの底堅い値動きで推移していた。買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、32000円に接近する局面では、押し目待ち狙いの買いが意識されやすいだろう。 また、米国市場では金融株のほか、アップルなど大型テック株の一角の上昇が目立っていることから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。半導体SOX指数は2%超の上昇となったことも支援材料になるだろう。こう着感が強まったとしても、ハイテク株の底堅い値動きが目立つ場面においては、センチメント改善につながると考えられ、出遅れている中小型株などへの個人主体の物色に波及する可能性はありそうだ。 一方で、為替市場の動向は、引き続き注視する必要があるだろう。先週は一時1ドル137円台と円高基調が強まり、これを受けて先物主導での売り仕掛け的な動きが見られていた。米国市場が強い基調をみせてくるなか、円高基調が強まることによって、米国への資金シフトが意識されてくる可能性もあるため、円高基調をみせてくる局面では、短期的な売り仕掛けに注意する必要があるだろう。 ■ユニバーサル、1Q営業利益 104.7%増 47.60億円 ユニバーサル<6425>が発表した2023年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比28%増の355.02億円、営業利益は同104.7%増の47.60億円だった。統合型リゾート(IR)事業は、フィリピン国内在住の顧客だけでなく、海外からの顧客も徐々に増加しており、業績は堅調に推移。遊技機事業は、スマートパチスロがパチンコホールの期待に応える稼働を維持し、稼働水準の上昇に大きく貢献した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34585.35、+76.32) ・ナスダック総合指数は上昇(14244.95、+131.25) ・1ドル=138.70-80円 ・シカゴ日経先物は変わらず(32340、大阪比 0) ・SOX指数は上昇(3837.31、+86.90) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・積水ハウス<1928>「水素住宅」、電力自給自足、25年実用化へ ・三菱地所<8802>ロンドンの複合ビル竣工、1140億円投資 ・イオン<8267>金融子会社のフィナンシャルサービス、マレーシアのネット銀に出資 ・イクヨ<7273>新型車向け樹脂部品量産、インドネシア工場9月稼働 ・エクセディ<7278>グループのダイナックス、インホイールモーター搭載EV、今秋披露 ・新明和工業<7224>水素事業に挑戦、FCV用供給装置など量産へ ・三菱ガス<4182>光学樹脂ポリマー拡大、レンズ新領域も視野 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪準備銀行7月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 8件
1928 東証プライム
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ハウスメーカー大手。戸建住宅事業、賃貸・事業用建物事業、賃貸住宅管理事業、国際事業が柱。建築・土木事業、仲介・不動産事業等も展開。戸建住宅事業では大空間リビング、次世代室内環境システムなどが好評。 記:2024/10/22
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時価総額 653,827百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
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時価総額 87,332百万円
遊技機メーカー。パチスロ機に強み。統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の運営、メディアコンテンツ事業等も手掛ける。ホテル・飲食事業は来場者数が順調。ぱちんこ及びスロット新機種を24年12月に導入予定。 記:2024/10/29
7224 東証プライム
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時価総額 92,960百万円
大手特装車メーカー。ダンプトラック、塵芥車などで国内トップシェア。パーキングシステムや産機・環境システム、水中ポンプ等も。機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋は受注順調。27.3期売上高3200億円目指す。 記:2024/06/17
7273 東証スタンダード
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時価総額 3,863百万円
自動車用樹脂部品メーカー。1947年創業。ドアトリム等の内装品、フロントグリル等の外装品の製造・加工・販売を行う。三菱自動車工業などが主要得意先。新規品の受注活動の積極展開、原価低減活動の推進図る。 記:2024/09/03
7278 東証プライム
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時価総額 218,430百万円
自動車駆動系部品メーカー。1923年創業。アイシンが筆頭株主。トルクコンバータ、マニュアルクラッチで世界トップクラスのシェア。建設機械用製品等も手掛ける。新興国における補修部品市場の開拓等に取り組む。 記:2024/07/07
8267 東証プライム
3,545
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時価総額 3,090,974百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
8802 東証プライム
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時価総額 2,739,600百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07