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注目銘柄ダイジェスト(前場):倉元、太洋工業、ユニポスなど

2022/9/27 11:53 FISCO
*11:53JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):倉元、太洋工業、ユニポスなど 倉元<5216>:130円(+15円) 大幅反発。パワーデバイス市場で使用されるSiCウェハやSiCパーツの研削・研磨加工を開始するにあたって、フェローテックマテリアルテクノロジーズとの取引基本契約及び品質保証協定を締結したと発表している。新分野での展開に対する期待感へとつながっているもよう。また、「超精密加工・研磨技術を活かした次世代半導体事業への新展開」が事業再構築補助金に採択されたとも発表、23年12月期に補助金交付1億円を営業外収益に計上見込みとしている。 太洋工業<6663>:439円(+50円) 大幅反発。鏡面研磨機事業において、新たな用途を開拓したと前日に発表している。リチウムイオン電池用のセパレータフィルムを製造する際に使用される、メッキロールの表面を研磨する用途を開拓し、受注獲得に成功しているもよう。リチウムイオン電池の市場は今後も拡大が期待されているなか、ロール径の大型化やロール全長の長尺化も進展していることで、今後の業績の柱への成長も期待されているようだ。 日立造<7004>:867円(+39円) 大幅反発。舶用原動機事業を分社化して新会社を設立し、今治造船が35%の資本参加をすること、連結子会社の日本プスネス保有全株式を今治造船へ譲渡することを発表している。船用原動機事業は赤字が続いていた事業でもあり、出資受け入れによるシナジー効果の創出を期待する動きが優勢に。また、日本プスネス売却の影響は限定的だが、事業の戦略と集中につながる動きでもあり、こちらもポジティブに捉えられているもよう。 ハピネット<7552>:1708円(+138円) 大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の24億円から32億円、前年同期比23.1%増と、一転2ケタ増益見通しに引き上げ。「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などのトレーディングカードが好調に推移したほか、運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の売上も拡大したもよう。第1四半期は減益決算であったため、想定以上の増益見通しと評価が優勢に。 タムラ製<6768>:685円(+42円) 大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の8億円から16億円、前年同期比5.7倍に、通期では30億円から45億円、前期比2.9倍にそれぞれ引き上げ。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品、自動車向けの電子化学材料などが堅調に推移、工場の自動化推進や拠点再編による物流改善などで収益性も改善しているもよう。上振れは想定線だが、修正幅の大きさが買いインパクトにつながる。 ユニポス<6550>:181円(+50円) ストップ高。中外製薬<4519>がグループ会社を含む従業員8000人規模で従業員同士が称賛のメッセージやインセンティブを送り合うピアボーナスサービス「Unipos」を導入したと発表している。一括導入としては過去最大規模。コミュニケーション活性化による心理的安全性や関係性の向上、イノベーションを生み出す風土の醸成などが狙い。また、利用時に貯まったポイントを社会貢献団体へ寄付し、企業風土改革とともにSDGsを推進する。 ハイブリッドテク<4260>:1062円(+150円) ストップ高で上場来高値を更新。ベトナムの国家サイバーセキュリティセンターと協力覚書を締結したと発表している。ハイブリッドテクノロジーズは日本のサイバーセキュリティの需要に応えるため、ベトナム人材を活用したハイブリッド開発を行っている。今回の締結により、双方がサイバーセキュリティに関する採用や教育の支援などで協力することが可能になったとしている。 GEI<9212>:725円(+45円) 大幅に反発。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「ムーンショット型研究開発事業」に採択されたと発表している。「機能改良による高速CO2固定大型藻類の創出とその利活用技術の開発」事業のバイオリファイナリー分野の実施者として応募していた。大型藻類の能力を最大限引き出し、CO2固定化速度を高速化するとともに大型藻類を有用物質に変換することで、持続可能な資源循環を実現するもの。 《ST》
関連銘柄 9件
424
11/29 15:30
-6(%)
時価総額 4,834百万円
新規事業・サービス開発支援からUX・UIデザイン、ラボ型開発等を手掛ける。AI開発、クラウド導入支援等を行う。ベトナムのリソース活用に強み。ストックサービス単価の向上等により、既存事業の拡大図る。 記:2024/08/13
4519 東証プライム
6,598
11/29 15:30
-14(%)
時価総額 11,078,425百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5216 東証スタンダード
223
11/29 15:30
-3(%)
時価総額 8,576百万円
ガラス基板加工メーカー。宮城県栗原市に本社。液晶パネル向けガラス基板加工事業が主力。石英ガラス加工等の半導体製造装置部品加工、不動産賃貸事業等も。25年2月にペロブスカイト太陽電池事業を開始予定。 記:2024/08/19
6550 東証グロース
134
11/29 15:30
-2(%)
時価総額 1,744百万円
全社参加型カルチャープラットフォーム「Unipos」を手掛ける。利用企業数は300社超。継続率は高い。ストック売上高比率は8割超。エンタープライズ企業の獲得に注力。人件費など固定費の抑制などにも取り組む。 記:2024/07/28
6663 東証スタンダード
286
11/29 15:30
+13(%)
時価総額 1,714百万円
フレキシブルプリント配線板の試作・開発等を行う。和歌山県和歌山市に本社。最終外観検査システム等のテストシステム事業、鏡面研磨機事業等も展開。テストシステム事業では新規市場・販路の開拓などに取り組む。 記:2024/08/10
6768 東証プライム
496
11/29 15:30
-7(%)
時価総額 41,054百万円
トランス、ゲートドライバ、昇圧リアクタ等の製造・販売を行う電子部品関連事業が柱。1924年創業。電子化学実装関連事業、情報機器関連事業も。エアコン向けリアクタで国内トップシェア。グローバル展開の強化図る。 記:2024/10/14
7004 東証プライム
937
11/29 15:30
-7(%)
時価総額 159,491百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7552 東証プライム
4,160
11/29 15:30
+85(%)
時価総額 100,048百万円
大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。トレカや専門店増のカプセルトイが好調。映像音楽事業は収益伸長。ソニーと映像の包括ライセンス契約。配当性向4割。 記:2024/09/18
485
11/29 15:30
-11(%)
時価総額 5,476百万円
バイオマス原料由来のバイオ燃料などグリーン化学品を作る技術開発型ベンチャー。研究開発事業、ライセンス・製品販売事業を軸に事業展開。ファブレスに特徴。住友林業と資本業務提携。ライセンシーの拡大目指す。 記:2024/10/09