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FOMCを前に持ち高調整の売りが優勢に【クロージング】

2022/9/21 15:55 FISCO
*15:55JST FOMCを前に持ち高調整の売りが優勢に【クロージング】 21日の日経平均は反落。375.29円安の27313.13円(出来高概算10億6000万株)で取引を終えた。米国では大幅な金融引き締めに対する警戒感が拭えず、主要株価指数が下落した流れを引き継ぎ、主力株中心に売りが優勢となった。日経平均は前場終盤にかけて下げ幅を広げ、一時27297.50円まで下押した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして海外短期筋などによる株価指数先物売りが断続的に出たことも響いたようだ。ただ、FOMCの結果とそれを受けたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容を見定めたいとの見方も多く、売り一巡後は27300円台でもみ合う動きだった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運、保険、石油石炭、鉄鋼の4業種が上昇。一方、輸送用機器、ガラス土石、空運、医薬品、卸売など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ネクソン<3659>、東京海上<8766>、日製鋼<5631>、コナミG<9766>がしっかり。半面、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、京セラ<6971>が軟調だった。 前日の米国市場は、FOMCを前に大幅な利上げの実施やそれに伴う景気減速への警戒感からリスク回避の動きが強まった。東京市場はグロース株を敬遠する動きが波及し、値がさ株ハイテク株などが売られたほか、株価指数先物にはポジション調整に伴う売りが出て相場を押し下げる要因につながり、日経平均の下げ幅は一時400円近くに迫った。一方、米金利の上昇による利ざや改善期待などから保険株が高く、このところの下げの反動から海運株には押し目買いが優勢だった。 FOMCの結果は日本時間あす午前3時に判明し、パウエルFRB議長の会見が午前3時半から行われる。株式市場では、0.75%の利上げが織り込まれているが、市場の一部には1.0%の大幅な利上げを実施すると予想する向きもあり、市場の関心が集まっている。また、次回11月以降の利上げに関するFRBの政策スタンスについても注目されている。いずれにせよFOMC通過後は荒い値動きが見込まれるが、東京市場は3連休前で積極的な商いは限られそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
2,197
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 1,902,323百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5631 東証プライム
6,486
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 482,617百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
5,681
11/22 15:30
+63(%)
時価総額 11,589,240百万円
メガ損保の一角。東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、イーデザイン損害保険などを傘下に収める持株会社。北米を中心とする海外保険事業等も。海外保険事業では競争力の高い商品のグローバル展開などに注力。 記:2024/10/25
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25