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重要イベントを前に様子見ムードが強まる【クロージング】

2022/7/26 16:14 FISCO
*16:14JST 重要イベントを前に様子見ムードが強まる【クロージング】 26日の日経平均は小幅に続落。44.04円安の27655.21円(出来高概算8億6000万株)で取引を終えた。米国ではアルファベットやマイクロソフトなど大型テック株の決算が本格化するほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控え、様子見ムードの強い展開で方向感のない展開が続いた。米国での重要イベントを前に積極的に持ち高を傾ける向きも少ないほか、下値支持線として意識される200日線(27570円辺り)に接近すると押し目を拾う動きも散見された。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、鉱業、石油石炭、保険、非鉄金属、ゴム製品など18業種が上昇。一方、海運、医薬品、陸運、精密機器、その他製品など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、日立建機<6305>、安川電<6506>、デンソー<6902>、日揮HD<1963>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、TDK<6762>、エムスリー<2413>が軟化した。 週明けの米国市場は、本格化する企業決算を前に、高安まちまちだったものの、ハイテク関連株安を背景に東京市場でも半導体や電子部品などの値がさ株中心に売りが先行し、日経平均は前場半ばに27538.39円まで下げ幅を広げる場面もあった。個別では、中国電子商取引最大手のアリババ集団が香港証券取引所にプライマリー上場を申請すると発表したことで、含み益拡大への思惑からソフトバンクGが大幅に続伸したほか、原油先物市況の上昇を受けて石油資源関連株も堅調に推移した。 国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が急速に拡大しており、感染者の出た鉄道会社が運休を発表するなど経済活動への影響が出始めている。また、世界で広がるウイルス感染症「サル痘」の感染者が国内で初めて確認されたことも重荷で、景気悪化への警戒感は拭えていない。FOMCの結果待ちで商いは盛り上がりに欠ける状態が続いており、本格化する国内企業の決算発表を確認しながら、選別色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
1963 東証プライム
1,267.5
1/10 15:30
-14(%)
時価総額 329,067百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
2413 東証プライム
1,410
1/10 15:30
-17(%)
時価総額 957,489百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。治験の受注低調も医療現場のDX化支援等が堅調。ミナケア買収。 記:2024/12/07
4519 東証プライム
6,737
1/10 15:30
-217(%)
時価総額 11,311,814百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
2,992
1/10 15:30
+11.5(%)
時価総額 4,460,165百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6305 東証プライム
3,401
1/10 15:30
-17(%)
時価総額 731,606百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6506 東証プライム
4,271
1/10 15:30
+21(%)
時価総額 1,139,033百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6762 東証プライム
1,895
1/10 15:30
-63(%)
時価総額 3,683,615百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6902 東証プライム
2,162.5
1/10 15:30
+8.5(%)
時価総額 6,815,724百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9984 東証プライム
9,251
1/10 15:30
-78(%)
時価総額 13,598,924百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27