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CPIショックで売り先行も、円安を映した輸出関連株買いで切り返す【クロージング】

2022/7/14 16:04 FISCO
*16:04JST CPIショックで売り先行も、円安を映した輸出関連株買いで切り返す【クロージング】 14日の日経平均は続伸。164.62円高の26643.39円(出来高概算9億7000万株)で取引を終えた。6月の米消費者物価指数(CPI)の強い結果を背景に大幅な利上げによる景気減速懸念が高まった米国市場の下落を受けて、取引開始直後に一時26312.79円まで下げた。ただし、円相場が1ドル=138円台へと円安が進んだため輸出関連株中心に買い直されたほか、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引するなか、後場取引開始直後には26713.07円まで上げ幅を広げた。その後は、こう着ながらもTSMCの予想を上回る決算を受けて半導体株が堅調推移をみせるなど、底堅さが意識された。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、水産農林、海運、精密機器、電気機器、鉱業など23業種が上昇。一方、電気ガス、空運、銀行、保険など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、7&iHD<3382>、TOTO<5332>、アステラス薬<4503>が軟化した。 注目された6月の米CPIは前年同月比9.1%増と市場予想(8.8%増)や5月の8.6%増を上回り、1981年11月以来の非常に強い結果になった。これを受けて、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.75%の利上げが確実視されたほか、1%の利上げ予測も浮上するなか、利上げによる景気減速への警戒感が高まった。これを受けて売りが先行したものの、半導体関連、機械、自動車など輸出関連株中心に押し目買いや見直し買いなどが入り、朝方の売りが一巡した後はプラスに転じ、日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。 日経平均はひとまず上昇した。米国ではCPIショックとはなったものの、東京市場においてショック安を回避できたことが安心感を誘った形で、ヘッジファンドなどの買い戻しに繋がった面が強いだろう。しかし、米国では原油高が一服し、「CPIもピークを付けた」という見方も聞かれるが、食料価格の高止まりは続いており、インフレの高水準維持が続きそうで、大幅な利上げ継続に対する不安感も拭えていない。また、日本や中国、米国で新型コロナウイルスの新たな変異株の感染が再拡大しており、行動制限などの規制発動への警戒感もくすぶる。 《FA》
関連銘柄 10件
2,217
9/27 15:00
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時価総額 5,895,726百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。株主優待制度を導入。26.2期EBITDA1.1兆円以上目指す。 記:2024/05/08
4503 東証プライム
1,709.5
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時価総額 3,138,389百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
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時価総額 12,322,607百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
2,854
9/27 15:00
+149(%)
時価総額 4,254,449百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5332 東証プライム
5,400
9/27 15:00
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時価総額 955,697百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
6367 東証プライム
20,550
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+1,215(%)
時価総額 6,023,493百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
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時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
27,475
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+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17