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NISSHA、日本化、NTTデータなど

2024/8/7 15:24 FISCO
NISSHA<7915> 1920 +400ストップ高。前日に上半期決算を発表、営業益は44.1億円で従来計画の31億円を大幅に上回った。通期予想は従来の64億円から81億円に上方修正した。前期通期では38.2億円の赤字であった。ディバイス事業のタブレットおよび業務用端末向け、メディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOなどの製品が想定を上回ったようだ。また、発行済み株式数の1.24%に当たる60万株、10億円上限の自社株買いも発表。 日本化<4092> 2581 +500ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は16.9億円で前年同期比4.8倍と急拡大、据え置きの通期計画29億円に対する進捗率は58.2%にまで達した。利益は上振れての推移ともされており、大幅な収益上振れが意識される格好に。前年度低調だった液晶・半導体向け、通信向けや一般工業向けなどが緩やかに回復。価格改定効果や一部の棚卸資産の評価損減少なども利益上乗せ要因となったようだ。 三菱重<7011> 1730 +156.5大幅続伸。前日の取引時間中に決算を発表、その後は一時ストップ高まで上昇していたが、本日も引き続き決算をポジティブ視する動きが優勢となっている。事業利益は835億円で前年同期比60.7%増、社内計画を約100億円上振れとなったもよう。受注高に関しても、発電関連向けのガスタービンなどが好調で、同15%増と順調に推移。防衛装備品の受注は通期目標の1兆円を上回る見込みのようだ。 ニチレイ<2871> 3970 +281大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は95億円で前年同期比20.4%増となり、通期予想は従来の390億円から405億円、前期比9.7%増に上方修正している。上方修正値はコンセンサスを10億円程度上回る水準。加工食品の売上、利益が想定以上に拡大するほか、国内冷食の好調な需要、タイ子会社の生産性改善なども業績上振れに寄与。想定以上の好業績をストレートに評価する動きへ。 タツモ<6266> 2827 +270急伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の21.1億円から28.4億円に引き上げた。半導体業界の中でも設備投資が堅調に推移しているアドバンスドパッケージ向け半導体製造装置を中心に事業を進めているが、概ね計画通りに推移しているようだ。研究開発の進捗遅れなども利益の上振れ要因に。第1四半期に続き、4-6月期も収益拡大基調が続いていることが確認される。 <7272> ヤマハ発 1186.5 -21.5大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期営業利益は764億円で前年同期比16.4%増となったが、市場コンセンサスは60億円程度下振れた。二輪が好調だったほか、為替円安の影響もプラス寄与したとみられるが、二輪以外の事業の販売数量が伸び悩んだ。通期計画2600億円は据え置き、コンセンサスは会社計画を上回る水準だが、円安寄与の縮小も見込まれるため、同水準は切り下がる方向に。 <4183> 三井化学 3341 -286大幅反落。前日の取引時間中に第1四半期決算を発表、一旦買い優勢となったものの伸び悩み、本日も売りが優勢となった。営業利益は272億円で前年同期比95.9%と大幅増益、市場予想も上振れたとみられる。一方、上半期は為替レートを円安方向に見直したものの、営業利益は据え置き。農薬や太陽電池向け製品、半導体材料の数量下振れを想定のもよう。また、エチレンプラントトラブルの影響も今回は織り込まれていない。 <9613> NTTデータ 1960 -237.5急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は586億円で前年同期比0.6%増となり、市場予想を10%強下回る水準での着地に。会社計画に沿った推移とはされているが、s市場予想との比較では、大型案件立ち上がりによる稼働改善効果などが想定より遅れる形のようだ。なお、受注高は同46.7%増と順調、DC事業を除いたベースでも同18.9%増となっている。 <7752> リコー 1193 -71大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は63億円で前年同期比37.7%減となり、120億円程度の市場予想を大きく下回っている。プロジェクト費用の計上や一部売上計上の期ずれが発生したことなどが減益要因に。通期計画700億円、前期比12.9%増は据え置いているものの、下振れが意識される展開になっている。なお、プロジェクト費用の追加発生の可能性などもあるもよう。 <6367> ダイキン工 17200 -1900大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1154億円で前年同期比2.1%減となり、円安効果が寄与したことで社内計画は上回ったようだが、市場コンセンサスは90億円程度下振れたとみられる。欧米を中心にエアコンの需要環境が想定以上に厳しくなっているもよう。通期計画4250億円、前期比8.4%増は据え置いているが、会社計画を上回るコンセンサス水準が切り下がる状況となっているようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
2871 東証プライム
4,163
11/27 15:30
+48(%)
時価総額 558,262百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。低温物流は効率化を進める。 記:2024/06/04
4092 東証プライム
2,363
11/27 15:30
-51(%)
時価総額 21,085百万円
無機化学製品や電子セラミック材料、電池材料等を手掛ける化学メーカー。1893年創業。チタン酸バリウムの設備能力増強進める。アジア地域中心に販売体制の強化図る。中期経営計画では27.3期売上490億円目標。 記:2024/06/13
4183 東証プライム
3,533
11/27 15:30
+12(%)
時価総額 709,582百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
6266 東証プライム
2,692
11/27 15:30
+3(%)
時価総額 39,955百万円
塗布装置等の半導体装置、半導体製造装置向け搬送装置などを手掛けるプロセス機器事業が主力。表面処理用機器事業、金型・樹脂成形事業も展開。岡山県岡山市に本社。液晶カラーフィルター用塗布装置で高シェア。 記:2024/10/09
6367 東証プライム
18,085
11/27 15:30
-420(%)
時価総額 5,300,967百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
7011 東証プライム
2,215
11/27 15:30
-44(%)
時価総額 7,472,630百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7272 東証プライム
1,303.5
11/27 15:30
-39.5(%)
時価総額 1,369,525百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7752 東証プライム
1,752
11/27 15:30
+27.5(%)
時価総額 1,028,405百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
7915 東証プライム
1,635
11/27 15:30
+7(%)
時価総額 83,150百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
9613 東証プライム
2,857.5
11/27 15:30
-12(%)
時価総額 4,007,644百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10