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日経平均は大幅反発、日銀の「現状維持」を材料に高値引け

2023/12/19 15:45 FISCO
*15:45JST 日経平均は大幅反発、日銀の「現状維持」を材料に高値引け 18日のNY市場は上昇。ダウ平均は0.86ドル高(+0.00%)の37,306.02ドル、S&P500は、21.37ポイント高(+0.45%)の4740.56ポイント、ナスダックは91.27ポイント高(+0.62%)の14,905.19ポイントで取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後、上昇。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセールの上昇も相場を押し上げた。一部、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えたほか、年末にかけたサンタクロースラリーを期待した買いで終日堅調に推移。終盤にかけダウは失速も小幅ながら連日で過去最高値を更新した。 日経平均は小幅反発でスタートした後は、日本銀行の金融政策決定会合の結果待ちの状況となり、前日終値水準でのもみあいとなったが、結果発表後に雰囲気は一変。「大規模緩和の維持」「先行きの政策指針であるフォワードガイダンスの変更も無し」という結果内容を受けて、為替市場ではドル・円が一時143円台後半と円安・ドル高が進行し、後場寄り後の日経平均は33000円台を回復した。その後も、大型株を中心に買われ、日経平均は高値引けとなった。 大引けの日経平均は前日比460.41円高(+1.41%)の33219.39円となった。東証プライム市場の売買高は14億9036万株、売買代金は3兆6364億円だった。セクターでは、その他製品、保険業、海運業、食料品、電気機器などが買われた一方、陸運業、空運業、銀行業、鉄鋼、建設業などが売られた。東証プライム市場の値上がり銘柄は72%、対して値下がり銘柄は24%となっている  日経平均採用銘柄では、為替の円安推移や、ナスダック上昇を背景に、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>が後場一段高となったほか、川崎汽船<9107>も引き続き買われた。また、一部証券会社の「アウトパフォーム」格上げを受けてコナミG<9766>が買われたほか、ネクソン<3659>、任天堂<7974>などゲーム関連銘柄も強かった。 一方、USスチール買収を発表した日本製鉄<5401>は、資金負担増加が懸念されて売り優勢となったほか、和歌山の火力発電所の建設中止と報じられた関西電力<9503>も売られた。その他の銘柄では、日本製鉄の巨額買収によって、日本製鉄の完全子会社化の思惑が先行していた山陽特殊製鋼<5481>は大幅安となった。 《FA》
関連銘柄 11件
3659 東証プライム
2,278
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+38(%)
時価総額 1,972,459百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。メイプルストーリー、アラド戦記などが代表タイトル。大規模マルチプレイヤーオンラインゲームなどに注力。 記:2024/11/12
5401 東証プライム
2,982
12/20 15:30
+2(%)
時価総額 2,833,857百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。米鉄鋼大手USスチール買収は不透明。 記:2024/11/15
5481 東証プライム
1,745
12/20 15:30
-28(%)
時価総額 95,115百万円
特殊鋼専業大手。1933年創業。日本製鉄傘下。軸受鋼で国内トップシェア。高清浄度鋼の製造技術力に定評。金属粉末製品や素形材製品等も。直接輸出比率は約2割。軸受・機械構造用鋼分野等の営業基盤強化図る。 記:2024/11/09
6857 東証プライム
8,609
12/20 15:30
-81(%)
時価総額 6,595,708百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
14,800
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-400(%)
時価総額 1,395,433百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
9,278
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-23(%)
時価総額 942,552百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7974 東証プライム
9,131
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-279(%)
時価総額 11,858,338百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,300
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-150(%)
時価総額 10,989,049百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9107 東証プライム
2,107
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-35.5(%)
時価総額 1,422,587百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9503 東証プライム
1,663.5
12/20 15:30
-16(%)
時価総額 1,561,582百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。持分法適用会社に日本原燃など。26.3期ROA4.4%以上目標。コスト構造改革推進。 記:2024/11/27
9766 東証プライム
14,905
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-225(%)
時価総額 2,138,868百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12