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日経平均は反落、売り一巡後は堅調な米国株先物を材料に下げ幅縮小

2023/12/18 15:35 FISCO
*15:35JST 日経平均は反落、売り一巡後は堅調な米国株先物を材料に下げ幅縮小 15日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は56.81ドル高(+0.15%)の37,305.16ドル、S&P500は0.36ポイント安(-0.01%)の4719.19ポイント、ナスダックは52.36ポイント高(+0.35%)の14,813.92で取引を終了した。NY連銀のウィリアムズ総裁が早期利下げを否定したため、寄り付き後、下落。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁が来年下半期の利下げを予想していると発言すると、上昇に転じた。過去最高値付近での利食い売りに、ダウは一時下落に転じるも、終盤にかけ航空機メーカーのボーイングがけん引する形で底堅く推移。ナスダックも半導体インテルの上昇や金利先安感にプラス圏を維持し年初来高値で終了した一方、S&P500は反落となった。 方向感に欠ける外部環境を受けて、日経平均は先週末の大幅反発の反動が先行し反落でスタート。為替市場では、ドル・円が142円台前半と先週末大引け時点よりもやや円安に振れたが、日本銀行の金融政策決定会合が明日19日まで開催されることから、日銀会合への警戒感に伴い不動産株などが下げ幅を拡大した。日経平均は32500円台まで下落したものの、時間外の米国株先物が堅調に推移していることなどを材料に、後場は下げ幅をじりじりと縮小。ドル・円の動きも静かだったことから、日経平均は32700円台まで戻して取引を終えた。  大引けの日経平均は先週末比211.57円安(-0.64%)の32758.98円となった。東証プライム市場の売買高は15億7310万株、売買代金は3兆6258億円だった。セクターでは、保険業、石油・石炭製品、不動産業、電気・ガス業、ゴム製品などが下落した一方、海運業、輸送用機器、パルプ・紙、精密機器の4業種が上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26%、対して値下がり銘柄は70%となっている。 日経平均採用銘柄では、日銀会合への警戒感から住友不動<8830>、東急不動産HD<3289>、三井不動<8801>など不動産株が売られたほか、東京海上HD<8766>や、第一生命HD<8750>、三井住友トラストHD<8309>など金融関連株も弱い。その他の銘柄では、今期業績の大幅営業減益見通しが嫌気されてセルソース<4880>が急落した。 一方、武装組織による船舶への攻撃を受けて業界大手のマースクが紅海の運行を見合わせたことを受けて、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>の上げが目立った。また、総還元性向を上回る自社株買い発表が材料視されて日産化<4021>も買われたほか、一部証券会社が「買い」に格上げしたことで豊田通商<8015>も上昇した。 《FA》
関連銘柄 12件
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時価総額 680,168百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。オフィスビル・商業施設の空室率は低水準維持。分譲マンション販売は順調。 記:2024/12/15
4021 東証プライム
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時価総額 655,790百万円
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4880 東証プライム
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時価総額 2,811,564百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。自動車鋼板事業の競争力強化、サイバーセキュリティ事業の拡大図る。 記:2024/11/12
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時価総額 2,649,381百万円
三井住友信託銀行を中核とする銀行持株会社。日興アセットマネジメント、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス等も傘下に持つ。総資産は77兆円超。資産運用・資産管理ビジネスでは顧客基盤の拡大などに取り組む。 記:2024/08/30
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時価総額 4,224,406百万円
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5,163
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時価総額 10,532,520百万円
メガ損保の一角。東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、イーデザイン損害保険などを傘下に収める持株会社。北米を中心とする海外保険事業等も。海外保険事業では競争力の高い商品のグローバル展開などに注力。 記:2024/10/25
8801 東証プライム
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時価総額 3,486,537百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
8830 東証プライム
4,875
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-1(%)
時価総額 2,320,919百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。リフォーム等も。既存ビルの収益改善等により、不動産賃貸事業部門は順調。 記:2024/12/20
9101 東証プライム
4,973
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-89(%)
時価総額 2,292,553百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,309
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-112(%)
時価総額 1,924,799百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,074.5
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-46.5(%)
時価総額 1,400,644百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27