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【注目銘柄ダイジェスト】:C&FロジHDがストップ高比例配分、ツルハHDが大幅続落

2024/3/22 16:42 FISCO
*16:42JST 【注目銘柄ダイジェスト】:C&FロジHDがストップ高比例配分、ツルハHDが大幅続落 <6753> シャープ 883.4 +43.6 大幅続伸。液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられた。子会社SDPの生産停止を視野に入れているようだ。同事業は苦戦が続いており、前期6年ぶり最終赤字転落の最大要因にもなっていた。同社では、現時点で決定した事実はないとしているようだが、5月発表の中計において、SDP処遇を盛り込む案が出ているとされている。SDPの抜本改革の必要性は以前から指摘されていたため、ポジティブに受け止める動きが先行。 <5076> インフロニアHD 1495 -154.5 大幅反落。2029年満期海外円CB600億円を発行すると発表している。転換価額は1897円でアップ率は15%となる。調達資金は日本風力開発の買収のために借りたローンの返済に充てるもよう。転換価額を株価が一定期間超え続けないと転換請求できないなど、株式に転換しにくい仕組みを採用とされているが、株価も高値圏にある中、潜在的な希薄化12.81%をマイナス視する動きが優勢になっている。 <9099> C&FロジHD 2541 +500 ストップ高比例配分。AZ-COM丸和HDが完全子会社化を企図してTOBを実施すると発表。TOB価格は3000円で前日終値に対するプレミアムは47%の水準。会社側ではTOBの連絡は受けていないとしている。22年10月に経営統合提案がなされたが、昨年10月に経営統合の検討中止を決めたようだ。TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きとなった。今後の会社対応次第では一段のプレミアムなども想定されるだろう。 <4826> CIJ 953 +150 ストップ高比例配分。19日には日立製作所と米エヌビディアが生成AIシステムの開発で協業すると伝わっている。データ処理能力の高いサーバーや、電力や鉄道などの大規模な設備をデジタル上で再現して動作検証を行うシステムを開発していくもよう。こうした中、日立製作所向けのウェイトが高い2次請けシステム開発と位置付けられる同社にも、思惑買いが向かっているものとみられる。 <4540> ツムラ 4000 +214 大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」に、目標株価も2900円から4700円に引き上げた。24年4月の薬価改定率を+20%として業績予想に反映するとしており、薬価改定による価格上昇で売上・利益の水準が上昇すること、生産能力増強に向けた取り組みの加速によって、将来の売上・利益成長の持続性が高まることなどを評価のようだ。投資計画による中期的な効果などは株価に十分織り込まれていないと判断。 <2440> ぐるなび 309 +15 大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。24年3月期営業損益は従来予想の5億円の赤字から4億円の赤字に引き上げ、前期は17.2億円の赤字であった。コスト効率に留意した広告宣伝・販促費の運用、業務委託の効果的な活用、その他経費抑制効果などが上振れの背景となっているもよう。第3四半期決算時に続く上方修正となり、順調な収益改善をストレートにポジティブ視する動きが優勢。 <3391> ツルハHD 11105 -385 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、11-2月期営業利益は131億円で前年同期比0.8%増となり、市場コンセンサスの137億円をやや下回った。9-11月期の同14.6%増に対しても、増益率は鈍化する形となっている。また、現在はウエルシアとの経営統合の協議を進めている状況であるが、特段新たな材料が表面化しなかったことなども、本日の株価の動きに反映される形とみられる。 <9201> JAL 2910 +60 大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。24年3月期営業利益は従来予想の1300億円から1400億円、前期比2.2倍に上方修正。国際旅客が想定を下回ったが、燃料費などの費用減、機体保険金などが上振れ要因に。配当性向35%目安に基づいて、年間配当金は従来計画比10円増の70円としている。また、25年3月期計画も公表、EBITは1700億円で前期比21%増、年間配当金は80円としている。 <8803> 平和不 3980 +130 大幅反発。前引け後に24年3月期末配当予想の修正を発表している。従来予想は58円であったが、特別配当50円を実施して計108円に引き上げている。年間配当金は前期比62円増の166円となる。今年度まで連結総還元性向70%程度を目標に利益還元することを基本方針としている中、業績が計画の数値目標を上回る見込みとなったことを背景としている。 <2695> くら寿司 4675 +220 大幅反発。前日に2月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比6.6%増となり、3カ月連続でプラス成長、かつ、昨年9月以来の高い伸び率となった。客数が同2.3%増となったほか、客単価も同4.2%上昇。客数のプラス転換も昨年9月以来となる。劇場版が公開された人気アニメ「ハイキュー!!」とのコラボ展開効果、「大間のまぐろと極上寒ぶり」、「豪華かにと極上寒ぶり」などのフェア開催効果が寄与したようだ。
関連銘柄 10件
2440 東証プライム
328
11/21 15:30
+16(5.13%)
時価総額 18,665百万円
国内最大級の飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を運営。楽天グループが筆頭株主。訪日外国人向け観光情報サイト「LIVE JAPAN」の運営等も。楽天ID連携会員数は870万人超。飲食店運営のDX支援強化図る。 記:2024/08/02
2695 東証プライム
3,815
11/21 15:30
-30(-0.78%)
時価総額 157,941百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
3391 東証プライム
8,015
11/21 15:30
-53(-0.66%)
時価総額 396,358百万円
ツルハ、くすりの福太郎、レデイ薬局などを傘下に収める持株会社。北海道札幌市に本社。グループ店舗数は2600店舗超。ウエルシアHDと経営統合に向けて協議。不採算店舗の積極閉店などで利益率の改善を図る。 記:2024/08/23
4540 東証プライム
4,823
11/21 15:30
-64(-1.31%)
時価総額 370,204百万円
漢方薬最大手。1893年創業。医療用漢方製剤で国内トップシェア。高齢者、がん、女性関連が重点領域。大建中湯や補中益気湯、抑肝散などが主力。メディカルサイトの拡充、中国における生薬・飲片の売上拡大図る。 記:2024/10/20
4826 東証プライム
443
11/21 15:30
+8(1.84%)
時価総額 29,592百万円
独立系システムインテグレーター。コンサルテーション及び調査研究、ホテル・旅館向け売掛金管理システム等も。NTTデータ、SCSKなどが主要顧客。プライムビジネスの拡大図る。27.6期売上高300億円目標。 記:2024/08/13
1,217
11/21 15:30
-2.5(-0.21%)
時価総額 334,486百万円
前田建設工業、前田道路、前田製作所の経営統合で誕生した持株会社。日本風力開発なども傘下に収める。香港国際空港ターミナルビルなどで実績。配当性向30%以上目安。政策保有株式は27年度までに全て売却へ。 記:2024/08/19
6753 東証プライム
997.2
11/21 15:30
-14.8(-1.46%)
時価総額 648,586百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
8803 東証プライム
4,050
11/21 15:30
-50(-1.22%)
時価総額 157,383百万円
不動産デベロッパー。オフィスビル等の開発、賃貸等を行う。東京証券取引所ビルなど全国の証券取引所ビルを保有。アセットマネジメント事業も。大成建設と資本業務提携。配当性向50%目安。再開発事業の拡大図る。 記:2024/08/01
5,730
10/8 15:00
+10(0.17%)
時価総額 147,209百万円
名糖運輸、ヒューテックノオリンが中核の持株会社。通過型センター事業、保管在庫型物流事業が柱。コンビニ向けチルド食品の輸送に強み。既存物流事業の強靭化図る。SGHDによるTOBは成立、同社株は上場廃止予定。 記:2024/07/28
9201 東証プライム
2,390
11/21 15:30
-12.5(-0.52%)
時価総額 1,044,774百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30