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【注目銘柄ダイジェスト】:コスモエネHDが大幅続伸、オプトエレクトが急落

2023/3/24 16:25 FISCO
*16:25JST 【注目銘柄ダイジェスト】:コスモエネHDが大幅続伸、オプトエレクトが急落 <6502> 東芝 4390 +177 大幅反発。日本産業パートナーズなどの連合による買収提案を受け入れると発表している。7月下旬をめどにTOBが実施され、TOB価格は1株4620円となるもよう。TOB価格は前日終値比で9.7%のプレミアムとなり、同価格へのサヤ寄せを目指す動きが先行している。なお、TOBは66.7%の応募を成立条件としており、TOBが成立すれば株式は上場廃止となる。 <9024> 西武HD 1352 +40 大幅続伸。前日に23年3月期の業績修正を発表。営業利益は従来予想の170億円から210億円に上方修正、前期は132億円の赤字であった。国内ホテルにおいてインバウンドや国内の旅行需要の回復が想定を上回っていることが背景。固定資産の減損計上で純利益は790億円から540億円に下方修正したものの、財務体質改善の見通しがついたことなどで、年間配当金は従来計画の10円から25円にまで引き上げた。 <3391> ツルハHD 8470 0 もみ合い。前日に第3四半期決算を発表、12-2月期営業利益は130億円で前年同期比14.8%増、コンセンサス比5億円程度の上振れに。医薬品の伸長などによる粗利益率の上昇などが背景。累計営業利益は377億円で同10.8%増となっており、通期計画427億円、前期比5.3%増の上振れ確度は高まったとみられる。ただ、もともと会社計画上振れは織り込まれており、大きなサプライズにはつながっていないようだ。 <5021> コスモエネHD 4105 +255 大幅続伸。前日に中期経営計画を発表しており、株主還元方針がポジティブに評価されているもよう。200円を下限とした安定配当の実施、並びに、在庫影響を除いた純利益に対し3カ年累計総還元性向60%以上を目指すとしている。なお、業績の数値目標としては、26年3月期経常利益1650億円を掲げている。ちなみに、23年3月期は、在庫評価益を除いたベースでの経常利益は1400億円を見込んでいる。 <3086> Jフロント 1205 -29 大幅反落。前日に業績修正を発表。事業利益は従来の240億円から248億円にやや上方修正したが、営業利益は235億円から190億円に下方修正。市場コンセンサスを70億円程度下回るに。パルコの閉店に伴う事業整理損約19億円、百貨店とパルコでの減損約36億円を計上したことが背景となっている。来年度コンセンサスの切り下がりにはつながらないとみられるが、ネガティブな反応が先行する形に。 <4676> フジHD 1212 +66 大幅続伸。投資有価証券売却による特別利益の計上を発表。上場有価証券3銘柄を売却し、約160億円の特別利益を23年3月期に計上。それに伴い、純利益は従来予想の270億円から420億円に上方修正した。政策保有株式の縮減、資産効率の向上を図るとともに、グループ事業の成長に向けた投資などの原資として活用することを目的としている。売却資金を活用することで、年間配当金も従来計画40円から50円に増額した。 <6425> ユニバーサル 2408 +237 急伸。前日に23年12月期業績予想の修正を発表している。売上高と営業利益は従来予想を据え置いているが、経常利益は従来の103億円から257億円、前期比84.5%増に上方修正。フィリピンで展開しているIR事業において、持分法適用会社の土地リース契約の一部が解除となっているもよう。それに伴い、持分法による投資損失を計上する一方、賃貸借契約解約益、リース解約益などを営業外利益に計上するようだ。 <1890> 東洋建 940 +38 大幅続伸。前日に5カ年の中期経営計画を発表している。28年3月期の経営数値目標として、売上高2350億円以上、営業利益150億円以上などを掲げている(23年3月期見込は売上高1710億円、営業利益80億円)。また、従来よりも大幅に高水準での配当を想定しており、新中期経営計画期間中は配当性向倍以上(現中期経営計画公表方針20-30%)、下限50円を実行するとしている。 <6054> リブセンス 274 +30 急伸。転職口コミサイト『転職会議』にOpenAIのChatGPTをAPI連携し、ChatGPTなどで使用されているAIであるGPT-3.5を活用した企業口コミの要約情報の提供を開始したと発表している。ChatGPTのAIを活用した要約文により、ユーザーは短時間で的確に各企業の大まかな特長や社風のイメージを読み取ることができるようになる。利用者数の増加につながっていくとの期待感が先行する形に。 <6664> オプトエレクト 390 -45 急落。前日に第1四半期の決算を発表。営業利益は0.9億円で前年同期比50.4%減、経常利益は為替差損の計上もあって0.3億円、同78.3%の大幅減益となった。据え置きの通期営業利益予想は4.2億円、前期比32.4%増であり、想定外の低調スタートと受けとめられたようだ。日本国内では取引先の在庫調整などの影響で、米国及び欧州・アジア他においては在庫不足に伴う取引機会の喪失で、売上が減少のもよう。
関連銘柄 10件
1890 東証プライム
1,297
11/22 15:30
+9(0.7%)
時価総額 122,399百万円
海上土木に強みを持つ総合建設会社。1929年設立。陸上土木や建築工事、不動産事業等も。中部国際空港などで施工実績。フィリピンなど海外でも実績多数。成長ドライバーに位置付ける洋上風力建設事業に注力。 記:2024/08/02
1,719
11/22 15:30
+12.5(0.73%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3391 東証プライム
8,100
11/22 15:30
+85(1.06%)
時価総額 400,561百万円
ツルハ、くすりの福太郎、レデイ薬局などを傘下に収める持株会社。北海道札幌市に本社。グループ店舗数は2600店舗超。ウエルシアHDと経営統合に向けて協議。不採算店舗の積極閉店などで利益率の改善を図る。 記:2024/08/23
1,710.5
11/22 15:30
+28(1.66%)
時価総額 400,591百万円
フジテレビジョンが中核の持株会社。ニッポン放送、ポニーキャニオン、サンケイビルなども傘下に持つ。ドラマ、バラエティー番組で実績。配当性向40%目標。フジテレビジョンでは番組コンテンツの強化等に注力。 記:2024/07/08
6,733
11/22 15:30
+154(2.34%)
時価総額 594,887百万円
コスモ石油、コスモエネルギー開発、コスモ石油マーケティングなどを傘下に収める持株会社。岩谷産業の持分法適用関連会社。再生可能エネルギー事業等も。半導体レジスト用樹脂など機能化学品の収益拡大に注力。 記:2024/08/10
6054 東証スタンダード
161
11/22 15:30
+9(5.92%)
時価総額 4,534百万円
アルバイト求人サイト「マッハバイト」が主力。転職口コミサービス「転職会議」、ITエンジニア限定の転職サイト「転職ドラフト」等も展開。マッハバイトは投資強化で成長加速図る。大手顧客との取引拡大は順調。 記:2024/06/28
1,050
11/22 15:30
-15(-1.41%)
時価総額 84,205百万円
遊技機メーカー。パチスロ機に強み。統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の運営、メディアコンテンツ事業等も手掛ける。ホテル・飲食事業は来場者数が順調。ぱちんこ及びスロット新機種を24年12月に導入予定。 記:2024/10/29
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6664 東証スタンダード
247
11/22 15:30
+2(0.82%)
時価総額 1,625百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りハネウェルの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。海外が約半数。定置式スキャナ製品等が堅調。米特許訴訟は費用継続。 記:2024/11/02
9024 東証プライム
3,328
11/22 15:30
-37(-1.1%)
時価総額 1,076,485百万円
私鉄大手の西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドなどを傘下に収める持株会社。都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業が柱。25.3期は増収計画。ホテル・レジャー事業における値上げ効果等が寄与へ。 記:2024/07/04