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【注目銘柄ダイジェスト】:ファーストリテが大幅反発、任天堂は大幅反落

2020/5/8 17:10 FISCO
*17:10JST 【注目銘柄ダイジェスト】:ファーストリテが大幅反発、任天堂は大幅反落 <7974> 任天堂 44300 -1800 大幅反落。前日に20年3月期決算を発表、営業益は3524億円で前期比41.1%増、会社計画3000億円や3150億円レベルの市場予想を上回った。3 月発売の「あつまれどうぶつの森」の人気化、巣籠もり需要の拡大で、第4四半期の収益が大幅増益になった。一方、21年3月期は3000億円で同14.9%減益の見通し。3800億円程度の市場予想を大きく下回り、好業績持続期待が高かった中、弱材料になった。 <4921> ファンケル 2900 +387 急騰。前日に20年3月期決算を発表、営業利益は141億円で前期比14.0%増益、従来予想の150億円を下回った。21年3月期見通しは145億円で同2.7%増益の見通し。コンセンサスを30億円近く下回る水準であるが、インバウンド需要減少による影響で化粧品各社全般の業績懸念は足元で急速に強まっていたため、増益計画を評価する動きが優勢となっているもようだ。 <9519> レノバ 903 -165 急落。前日に20年3月期決算を発表、純利益は36.7億円で前期比2.2倍、会社計画33億円を上回る着地に。発電事業、開発事業ともに想定を上回る堅調な推移となった。一方、21年3月期は8億円で同78.2%減と大幅減益の見通し。事業開発報酬の反動減で2ケタ減益は想定されていたとはいえ、25億円程度だった市場コンセンサスとの比較で、減益幅の大きさに失望感が先行しているもよう。 <3563> スシローGHD 1977 +246 急伸。前日に上半期決算を発表。営業益は82億円で前年同期比6.2%増、第1四半期の2ケタ増益に対して、3月の既存店売上減少が響き1-3月期は同7.2%の減益に転じた。通期予想は引き続き未定。4月の既存店売上高は前年同月比44.4%減と3月の同13.7%減から一段と落ち込み、4-6月期はさらなる収益悪化が想定されるが、4-6月期の収益ボトムは想定線で、決算発表が短期的なあく抜けにつながった。 <9983> ファーストリテ 51930 +1660 大幅反発。前日に4月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比56.5%減、前月の同27.8%減から一段と減少幅が拡大した。客単価は同10.4%上昇したものの、客数が同60.6%の減少に。新型コロナウイルス感染拡大の影響から時間短縮営業や店舗の臨時休業を多くの店舗で実施しており、客数の大幅減少につながった。ただ今後は都心の路面店など徐々に再開予定であり、当面の悪材料は出尽くしと受けとめられた。 <6445> 蛇の目 419 +41 大幅続伸。前日に発表した業績予想の上方修正が買い材料視される。売上高は据え置きだが、営業利益は従来の7億円から11億円にまで上方修正、家庭用機器事業における海外向け新製品など高付加価値製品の売上が好調であり、利益率が改善したもよう。第3四半期決算発表時には、10億円から7億円に下方修正しており、従来予想水準を上回るレベルへの上方修正にはサプライズも先行。 <9831> ヤマダ電機 520 +27 大幅反発。前日に20年3月期決算を発表。経常利益は461億円で前期比25%増、従来計画の502億円を下回った。新型コロナウイルスの影響による店舗の営業時間制限などが下振れの背景。1-3月期は前年同期比53%減益となった。21年3月期の業績予想は非開示とした。現在も一部休業や時短営業の実施が続いているが、想定の範囲内の収益状況と受けとめられ、いったんはあく抜けムードが強まった形に。 <6924> 岩崎電 1489 +152 急騰。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の26億円から36億円にまで増額、前期比2.5倍の水準となる。LED道路灯、LEDトンネル器具など屋外用照明器具が計画を上振れ推移、情報機器関連でも無停電電源装置が想定以上の売上となっているようだ。第3四半期決算時にも、18億円から26億円に増額修正した経緯があり、強い業績モメンタムを評価する動きが優勢に。 <6428> オーイズミ 430 +80 ストップ高。場中に業績予想の上方修正を発表した。営業利益は従来予想の9.7億円から16億円に増額、機器事業の売上高が想定を大きく上回ったもようだ。第3四半期までの段階で通期計画は上回る水準となっており、上振れ期待はあったとみられるが、増益率が大きいこと、新型コロナウイルス感染拡大による自粛の広がりの影響で、パチンコ・パチスロ業界の先行き不透明感が強まっていたことから、ポジティブなインパクトに。 <4847> インテリW 602 -37 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表。累計営業利益は5.8億円で前年同期比13.3%減、上半期は同37.1%増と大幅増益であったが、一転して2ケタ減益に転じた。利益率の低い案件の売上計上があったほか、プロダクトソリューション事業における自社製品の販売伸び悩みが響いた。通期計画10億円、前期比8.5%増達成への不透明感が強まる形に。また、前日に期待先行の動きとなった反動も出ているもよう。
関連銘柄 10件
3563 東証プライム
3,169
11/22 15:30
+10(0.32%)
時価総額 367,823百万円
回転寿司チェーン「スシロー」を全国展開する「あきんどスシロー」、「京樽」などを傘下に収める持株会社。海鮮三崎港、杉玉などのブランドも持つ。国内スシロー事業は好調。外食需要やインバウンド需要が回復。 記:2024/06/15
1,071
11/22 15:30
-4(-0.37%)
時価総額 28,210百万円
システム開発会社。大日本印刷の子会社。クレジットカード会社向け決済システムに強みを持つ。決済・金融分野はシステム開発が増加。カード不正利用検知のクラウドサービスはユーザー増。セキュリティは新市場向け拡販へ。 記:2024/06/11
4921 東証プライム
2,793
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 364,076百万円
ファンケル化粧品、アテニア化粧品が柱の化粧品メーカー。サプリメントなど栄養補助食品関連事業等も手掛ける。機能性表示食品市場でトップクラスのシェア。キリンHDによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/21
6428 東証スタンダード
348
11/22 15:30
-6(-1.69%)
時価総額 7,830百万円
遊技機の製造・販売等を行うアミューズメント事業、食品・EC事業が柱。不動産事業、太陽光発電による売電を行う電気事業も。神奈川県厚木市に本社。食品・EC事業ではECサイトにおける自社商品の販売を強化。 記:2024/10/22
6445 東証プライム
1,032
11/22 15:30
+10(0.98%)
時価総額 20,146百万円
家庭用ミシンメーカー。1921年創業。家庭用ミシン、卓上ロボットで国内トップシェア。ソフトウェア開発等のIT関連事業も。海外売上高比率は7割超。家庭用機器事業では学校教育向けサービスの拡充などに注力。 記:2024/06/18
6924 東証プライム
4,450
6/8 15:00
±0(0%)
時価総額 34,808百万円
LED照明灯や光応用機器を製造・販売。大型施設用照明に強み。MBO発表し、2月7日からTOB開始。買付価格は1株4460円。TOB成立ならば上場廃止に。23.3期3Q累計は照明事業で省エネ関連案件が増加。 記:2023/02/16
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9519 東証プライム
800
11/22 15:30
-10(-1.23%)
時価総額 72,950百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
9831 東証プライム
466.6
11/22 15:30
-3.3(-0.7%)
時価総額 451,138百万円
家電量販店国内トップのヤマダデンキを中核とする持株会社。ヒノキヤグループなども傘下に持つ。地域電気店との連携網に強み。M&Aで事業領域拡大。くらし体験・体感・完結型店舗を中心にエリア店舗開発を積極化。 記:2024/10/06
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25