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【注目銘柄ダイジェスト】商船三井が大幅続落、石川製はストップ高

2020/1/6 16:34 FISCO
*16:34JST 【注目銘柄ダイジェスト】商船三井が大幅続落、石川製はストップ高 <6208> 石川製 2184 +400 ストップ高。米トランプ政権は3日、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をイラクの首都バグダッドで殺害したと発表。イランが報復をちらつかせる一方、米国は重要施設52カ所への反撃を警告するなど、両国の威嚇の応酬が激化する状況となっている。地政学リスクの高まりを映して、防衛関連と位置付けられる同社などに短期資金の関心が集中、豊和工業<6203>なども急騰する展開に。 <5020> JXTG 514.9 +17.0 大幅反発。米軍によるイランのソレイマニ司令官殺害を受けた中東情勢の緊迫化を背景に原油相場が上昇、イラクとイランの原油生産量は全世界の7%近くを占めていることから、今後の原油需給ひっ迫が想定される形になっている。先週末のWTI原油先物価格は前日比で3.1%の上昇となっている。原油高メリットの石油セクターは業種別上昇率のトップ、大手石油株は総じて全面高の展開に。 <7936> アシックス 1747 -69 大幅反落。正月に開催された「箱根駅伝」において、ランナー着用シューズのブランドシェアではナイキの厚底シューズが圧倒、ナイキのシェアは85%程度に達したとも推測されているもよう。同社やミズノ、アディダスなどのシェアは大きく低下しているもようであり、とりわけ、ランニングシューズに強みを持つとされている同社の株価にはネガティブな反応が強まっている。 <8306> 三菱UFJ 582.1 -11.1 大幅続落。第3四半期決算において2074億円の特別損失を計上すると発表、インドネシア中堅銀行バンクダナモンの株価が下落していることで、「のれん」を前倒しで一括償却するもよう。減損計上の可能性は指摘されていたほか、通期の純利益9000億円予想、並びに、配当や自社株買いの方針にも変化はなく、サプライズは大きくないが、全体相場の大幅下落もあって、ネガティブな反応につながる形にも。 <7267> ホンダ 3007.0 -92.0 大幅続落。為替市場での円高進行を受けて、輸出比率の高い自動車株は収益へのマイナス影響が警戒される状況となっている。米軍によるイラン司令官殺害受けた地政学リスクの高まりを背景に、リスクオフからのドル安・円高の動きが強まっており、昨年末の取引終了時点で109円台であったドル・円相場は108円台にまで突入している。対ユーロでも122円台から現在は120円台半ばとなっている。 <4901> 富士フイルム 5157 -73 続落。11月5日に米ゼロックスとの合弁事業解消を発表したが、本日は販売提携の解消も正式に発表した。子会社の富士ゼロックスはアジアで「ゼロックス」ブランドで製品を販売しているが、契約を2021年3月末で打ち切って独自ブランドに改める。今後は米ゼロックスが担当していた欧米にも進出する。21年4月からは販売面で競合することになり、方向性は織り込まれていたといえ、競争激化への懸念が先行する形に。 <4324> 電通G 3675 -100 大幅続落。東海東京証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に、目標株価も4710円から4300円に引き下げた。東京五輪開催に伴う国内事業の業績拡大や、米国の順調な成長が期待される一方、海外の構造改革対象市場の本格回復には時間を要すると分析。目先は海外事業の構造改革進展を見極めたいとしている。なお、20年12月期調整後営業利益は前期比17.8%増の1597億円と予想する。 <9104> 商船三井 2898 -127 大幅続落。本日は海運株が業種別下落率のトップになっている。米軍によるイランのソレイマニ司令官殺害を受けて中東情勢が緊迫化する状況になっており、イラン近海のホルムズ海峡など、運航への支障が生じるリスクなどを警戒する動きになっている。また、先週末のバルチック指数も急落、前日比7%強の下落となるなど、海運市況の悪化も鮮明化している。 <7725> インターアク 2992 -178 大幅反落。個別で新規の悪材料は観測されてないが、地政学リスクの高まりによるリスクオフの流れの中で全体相場が急落しており、株価が高値圏にある銘柄には利食い急ぎの売りが強まる状況に。同社のほか、ウィルグループ<6089>、ベネフィットジャパン<3934>、ツナグGHD<6551>など、足元で高値圏にあった銘柄が下落率の上位に名を連ねた。なお、同社は今週末に決算発表を予定している。 <5857> アサヒHD 2759 +53 続伸。地政学リスクの高まりを背景に、安全資産である金価格の上昇が目立っている。貴金属リサイクルなどを手掛ける同社は金価格の上昇がメリットとなるため、関心が向かう展開になっているようだ。先週末の金相場では、金先物2月限が前日比1.6%高の1オンス1552.40ドルで通常取引を終了している。なお、金相場は時間外取引でも一段高となっている。
関連銘柄 14件
3934 東証スタンダード
1,100
11/22 15:07
-9(-0.81%)
時価総額 6,597百万円
モバイルWi-Fi「ONLYMobile」等を手掛けるインターネット通信サービス事業が主力。コミュニケーションロボット「ONLYROBO」等も。インバウンドなど向けインターネット通信サービスを拡充。 記:2024/08/23
4324 東証プライム
3,744
11/22 15:30
-17(-0.45%)
時価総額 1,011,498百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(3.25%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5857 東証プライム
1,771
11/22 15:30
+15(0.85%)
時価総額 141,165百万円
アサヒプリテック、アサヒメタルファインなどを傘下に収める持株会社。貴金属・希少金属のリサイクル、販売等を行う貴金属事業を展開。貴金属事業では貴金属リサイクルの拡大等でカーボンニュートラル戦略を推進。 記:2024/10/09
6089 東証プライム
978
11/22 15:30
+11(1.14%)
時価総額 22,514百万円
セールスアウトソーシングやコールセンターアウトソーシングなど領域特化型の人材ビジネスを展開。家電量販店への販売員派遣に強み。国内はセールスアウトソーシング領域などが順調。建設技術者領域の生産性向上図る。 記:2024/10/22
6203 東証スタンダード
1,152
11/22 15:30
+4(0.35%)
時価総額 14,455百万円
工作機械や空油圧機器、セラミック積層装置などの工作機械関連、小銃などの火器が柱。1907年設立。愛知県清須市に本社。路面清掃車で国内トップシェア。25.3期は特装車両事業の販売台数増加などを見込む。 記:2024/07/26
6208 東証スタンダード
1,528
11/22 15:30
+6(0.39%)
時価総額 9,758百万円
段ボール製函印刷機や段ボール重量包装機、合撚糸機などの製造販売を行う。機雷等の防衛機器も手掛ける。1921年創業。石川県白山市に本社。レンゴーが筆頭株主。作業効率化及びコスト削減による原価低減図る。 記:2024/10/20
618
11/22 15:30
-2(-0.32%)
時価総額 5,344百万円
採用代行・コンサルティングサービスなどを手掛けるヒューマンキャピタル事業が主力。人材派遣などのスタッフィング事業も展開。NISSOホールディングスと資本業務提携。DXリクルーティング領域は売上順調。 記:2024/06/29
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(1.26%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7725 東証プライム
1,005
11/22 15:30
+1(0.1%)
時価総額 11,568百万円
検査用光源装置と瞳モジュールを主力とするIoT関連事業が柱。CCD・C-MOSイメージセンサ向け検査用光源装置で世界トップシェア。精密除振装置等も手掛ける。瞳モジュールは新製品の共同開発を推進。 記:2024/10/24
7936 東証プライム
2,861.5
11/22 15:30
+46.5(1.65%)
時価総額 2,173,258百万円
スポーツ用品メーカー。各種スポーツ用品の製造・販売等を行う。ランニングシューズに強み。オニツカタイガーブランドなども展開。海外売上高比率が高い。パフォーマンスランニング部門では高付加価値商品に注力。 記:2024/07/07
1,825
11/22 15:30
+19(1.05%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(-0.17%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29