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【注目銘柄ダイジェスト】ソニー、三菱重工は続伸、前日IPOのコメダ、ソラストは大幅高

2016/6/30 18:27 FISCO
*18:27JST 【注目銘柄ダイジェスト】ソニー、三菱重工は続伸、前日IPOのコメダ、ソラストは大幅高 <7717> Vテク 11640 +320 反発。前日はウシオ電機との特許権侵害問題に対する警戒感、急ピッチでの株価上昇の反動から、一時きつい下げとなっていた。ただ、野村では、今回の仮処分の対象となった製品は、17.3期の売上、受注計画には含まれていないもようであり、直接的な業績への影響は現段階では皆無としている。過度な警戒感の後退から、あらためて有機EL分野への展開力などに期待が向かう格好に。 <6758> ソニー 2988 +26 続伸。前日にIR Dayが開催されている。18.3期営業利益5000億円、ROE10%の目標などは維持と想定通りの内容であったものの、中期計画の基本方針が着実に実行されている点が確認できた、継続的な業績拡大の見通しを示し株式市場が受け入れる可能性があると感じるなど、比較的評価の声が高いもよう。シティグループ証券やメリルリンチ日本証券では目標株価を引き上げている。 <3543> コメダHD 1988 +109 大幅高。前日に東証1部に新規上場、初値は公開価格を4.7%下回る1867円となった。高い知名度を背景に市場の注目を集めたが、公開規模の大きさから需給不安が意識される格好に。初値を0.6%上回る1879円で初日の取引を終えていた。本日は、2020年度に1000店体制を目指すといった報道も伝わり、見直しの動きにつながっている。また、総還元利回りの高さなども下支え要因に。 <9501> 東京電力 432 +13 買い先行。シティグループ証券では投資評価「1H」でカバレッジを再開、目標株価は620円としているもよう。値上げ・コスト削減による黒字確保、交付金を活用した賠償スキームで先行き不安は概ね解消、短中期では、社債発行、自由化影響が限定的に留まること、国の議決権比率引き下げ、長期では、原発再開、復配、優先株の買入消却などが正常化の進展として評価されていくと考えているようだ。 <7011> 三菱重工業 407.4 +14.1 続伸。「MRJ」の量産工場が7月上旬に稼働、2017年から月1機のペースで生産すると報じられている。当初計画よりも開発が大幅に遅れていたが、ようやく事業の軌道化が視野に入ってきたことで、あらためて成長事業の先行きに対する期待感が高まる方向へ。また、大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げで600円目標としている。悪材料出尽くしを織り込む時期が到来と指摘のようだ。 <6619> ダブルスコープ 2397 -428 大幅反落。特に目立った材料は観測されていないが、野村證券では、リチウムイオン電池材料業界に関する中国出張レポートをリリースしている。これまで中国企業による生産が難しいとされてきた湿式セパレータに関して、Sinomatechが中国電池メーカー向けに販売を開始していることを確認としている。今後の中国企業の能力増強に伴い、17年度にはセパレータの採算が悪化する可能性に留意とも。 <6197> ソラスト 1175 +84 大幅高。前日に東証1部に新規上場、初値は公開価格の1300円を6.0%下回る1222円となり、その後も売り圧力が継続し、終値は初値を10.7%下回る1091円で初日の取引を終えていた。公開規模が高水準であったほか、知名度の高かったコメダHDとの同日上場だったことも逆風となった。ただ、PER水準には割安感、事業内容に注目した押し目買いの動きなども出てきているようだ。 <5233> 太平洋セメント 241 +5 続伸。前日に持分法適用関連会社である韓国・双龍の保有全株式を売却すると発表している。譲渡価額は約397億円となるもよう。みずほ証券では、成長分野である海外事業への積極的な投資を継続していくとみる一方、相対的に脆弱な財務体質の強化も進めていく必要性があり、経営資源の再配置による所要資金の捻出という意味でポジティブとしているようだ。短期的な業績への影響は軽微と考えられる。
関連銘柄 8件
3543 東証プライム
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時価総額 132,301百万円
フルサービス型喫茶店「コメダ珈琲店」をチェーン展開するコメダを中核とする持株会社。愛知県名古屋市に本社。おかげ庵等の業態も。グループ店舗数は1000店舗超。総還元性向50%以上目標。既存モデルの拡充図る。 記:2024/08/13
5233 東証プライム
3,717
11/25 15:30
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時価総額 439,320百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等も手掛ける。27.3期売上高1兆円計画。価格政策の見直しなどにより、国内事業の再生図る。 記:2024/10/20
6197 東証プライム
476
11/25 15:30
+4(0.85%)
時価総額 45,097百万円
医療事務受託や人材派遣等を行う医療事業が柱。国内初の医療事務教育機関として1965年に創業。介護事業所や認可保育所の運営等も。25.3期は増収増益計画。医療事業は請負・派遣業務の新規契約受注などを見込む。 記:2024/07/02
6619 東証プライム
331
11/25 15:30
+4(1.22%)
時価総額 18,252百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6758 東証プライム
2,977.5
11/25 15:30
+29.5(1%)
時価総額 18,588,824百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7011 東証プライム
2,335.5
11/25 15:30
+26.5(1.15%)
時価総額 7,879,155百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7717 東証プライム
2,334
11/25 15:30
+15(0.65%)
時価総額 23,475百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17
563.9
11/25 15:30
+5.1(0.91%)
時価総額 906,197百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13