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24日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で7日ぶり反落、ハイテクと消費に売り

2022/3/24 16:56 FISCO
*16:56JST 24日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で7日ぶり反落、ハイテクと消費に売り 24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比20.77ポイント(0.63%)安の3250.26ポイント(上海A株指数は0.64%安の3406.56ポイント)と7日ぶりに反落した。 インフレ高進の警戒感が再燃し、投資家の慎重スタンスが強まる流れ。ロシア産原油の供給がさらに細るとの見方が広がり、昨夜のWTI原油先物は5.2%も大幅上昇した。製造や輸送のコスト上昇による景気下振れが不安視されている。また、指数は前日まで6連騰しただけに、売り圧力も意識された。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感などが相場を支えている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)がストップ安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が5.2%安、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が3.9%安で取引を終えた。 消費関連株もさえない。小売の豫園商城(600655/SH)が4.1%、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)と自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)がそろって1.8%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.5%ずつ下落した。不動産株、公益株、インフラ関連株、保険・証券株なども売られた。 半面、医薬品株は急伸。上海医薬集団(601607/SH)と河南太竜薬業(600222/SH)がそろってストップ高、薬明康徳(603259/SH)が6.0%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が5.2%高で引けた。 石炭株も高い。エン鉱能源(600188/SH)が4.7%、中国神華能源(601088/SH)が2.5%ずつ上昇した。非鉄株、銀行株、海運株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント(0.02%)高の277.51ポイント、深センB株指数が0.87ポイント(0.08%)安の1048.11ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》