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14日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、金融と不動産に売り

2022/2/14 16:56 FISCO
*16:56JST 14日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、金融と不動産に売り 週明け14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比34.07ポイント(0.98%)安の3428.88ポイント(上海A株指数は0.98%安の3593.40ポイント)と続落した。 新型コロナウイルス感染拡大のネガティブ影響が引き続き警戒される流れ。中国本土で新規感染者数の伸びは全体として減速しているものの、地域的な散発が相次いでる。「ゼロコロナ」政策を掲げていることもあり、ロックダウンを強いられている都市も依然としてみられる状況だ。外部環境の不透明感も重し。ウクライナ情勢の緊迫化や、米金融引き締めの加速が不安材料となっている。(亜州リサーチ編集部) 金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が3.0%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が3.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.5%安で引けた。 不動産株も安い。新城控股集団(601155/SH)が6.7%、金地集団(600383/SH)が5.2%、保利地産(600048/SH)が2.8%ずつ下落した。公益株、ハイテク株、自動車株、運輸株、インフラ関連株、素材株なども売られている。 半面、酒造や食品飲料の銘柄はしっかり。青島ビール(600600/SH)が5.4%、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.0%、煙台北方安徳利果汁(605198/SH)が2.0%、仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.3%ずつ上昇した。医薬品株と石油株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.96ポイント(0.69%)安の283.26ポイント、深センB株指数が7.90ポイント(0.68%)安の1150.51ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》