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ミロク情報 Research Memo(3):2023年3月期第2四半期はERP製品の販売好調により会社計画を上回る

2023/1/16 15:03 FISCO
*15:03JST ミロク情報 Research Memo(3):2023年3月期第2四半期はERP製品の販売好調により会社計画を上回る ■業績動向 1. 2023年3月期第2四半期累計業績の概要 ミロク情報サービス<9928>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比11.8%増の19,881百万円、営業利益で同31.3%増の3,102百万円、経常利益で同19.1%増の2,827百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同36.1%減の1,935百万円となった。売上高は3期振りに過去最高を更新し、営業利益、経常利益も3期振りの増益に転じている。 売上高は一般企業及び会計事務所向けERP製品の販売増加によりシステム導入契約売上高が前年同期比12.9%増と好調に推移したほか、ストック型ビジネスとなるサービス収入もERP製品の一部サブスクリプション契約での提供やクラウドサービスの拡販により同10.3%増と順調に拡大するなど、活発なIT投資を背景とし、全般的に好調に推移した。システム導入契約売上高の先行指標となる受注残月数※(単体)についても、期首比で0.2ヶ月増加の6.53ヶ月となるなど受注ベースでも高水準が続いていることが窺える。 ※受注残月数=受注残高÷当該年度の月平均のシステム導入契約売上高計画 利益面では、新製品発売による減価償却費の増加(前年同期比287百万円増)や人員体制強化に伴う人件費の増加等があったものの、増収効果により増益となった。持分法投資損失343百万円※を計上したことで営業外収支が悪化したほか、前年同期には関係会社株式売却益2,087百万円を計上したことで、親会社株主に帰属する四半期純利益は減益となったものの、主力のERP製品の販売好調により売上高、各利益ともに会社計画を上回った。期初計画ではERP製品の売上高はサブスク化やクラウドサービスへの移行が進むなかで保守的に計画を立てていたが、新製品へのリプレース需要や新規顧客の開拓が進んだこともあって計画を上回る販売となった。なお、2022年9月末の連結従業員数は前年同期比71名増加の2,039名となっている。 ※持分法適用関連会社1社に係るのれん相当額について、取得時の事業計画において想定していた超過収益力が見込まれなくなったため、当該のれん相当額の未償却残高303百万円を一時償却したことが主因。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NS》
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財務会計・税務システムを中心とするERP(統合業務管理)製品の販売等を行う。会計事務所、中堅・中小企業向けが中心。会計事務所向け、中小企業向け各種業務システムは販売順調。2028年度売上高600億円目標。 記:2024/06/07