マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 20:08:43
15,258,862
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックの中でも、注目の新興銘柄

2020/4/23 16:07 FISCO
*16:07JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックの中でも、注目の新興銘柄 (執筆:2020年4月21日) 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 新型コロナウイルスが多くの国や地域で感染が拡大しております。この状況をみると、世界が相互依存していることがあらためて証明されたかのようです。世界に張り巡らされたサプライチェーンや流通ネットワークが滞り、今回のような混乱が招かれたことは世界中の企業にとって教訓となっていることでしょう。 コロナ禍を生き延びた企業は、製造拠点を海外に置くリスクを強く思い知らされ、生産拠点を国内へと移す、あるいは部材の調達先を国内企業にシフトさせる動きを今後強めていくのではないでしょうか。今般の新型コロナウイルスによる混乱は、これまでの資本主義、都市構造のあり方を一変させていく可能性があります。 感染拡大により、既存の経済体制に変化の予兆を感じるなか、今回は新興市場で成長性のある企業を見ていきたいと思います。マザーズ指数が反発傾向にあり、新興市場に資金流入が見られています。また、4月6日に松屋アールアンドディ<7317>が東証マザーズ上場後、IPOは長期間休止状態となっておりますが、直近の上場銘柄が賑わっています。 ◆売上高が連続10四半期以上連続増収の新興株 今回は、東証マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄のうち、1)時価総額が50~500億円の中小型株、2)売上高の連続増収回数が連続10四半期以上、という条件でマネックス証券「銘柄スカウター」の10年スクリーニングを活用して銘柄を絞りました。その中から、注目の銘柄をいくつか取り上げたいと思います。(※スクリーニングは4月20日に実施しています) ・マーケットエンタープライズ<3135> 同社は「リユースを核とした最適化商社」を目指し、インターネットに特化したリユース事業を展開しています。 2月14日の決算発表(2020年6月期上期)では、売上高が前年同期比35.1%増の51.79億円、営業利益が同2.1倍の3.09億円、経常利益が同2.1倍の3.08億円、純利益が同2.5倍の1.67億円となり、上期過去最高の売上高・営業利益を達成しています。また、従来は下期偏重の傾向があったなかで、今期は売上高・利益の全項目において50%超の進捗率となっています。通期予想は据え置きとしていますが、この予想は保守的との見方が強いです。 ・日本サード・パーティ<2488> ICTソリューション事業が主力の同社は、AI分野に注力したICTシステムの設計や構築、運用、保守サービスを提供、また教育ソリューション事業等も展開しています。新型コロナウイルスの対策として、自治体などでチャットボットが普及すると見込まれAI関連株が物色されており、同社も注目されているようです。 2月13日に2020年3月期業績予想を上方修正しており、営業利益は従来予想の3.65億円から4.19億円(前期実績2.38億円)としています。ICTソリューションセグメント、教育ソリューションセグメント、西日本ソリューションセグメントで想定よりも利益率の高い業務が受託でき、業績が堅調に推移していることに加え、今後の経営環境を総合的に勘案しても、引き続き注目です。 ・その他、オンライン英会話で最大手のレアジョブ<6096>、オンライン診療も手掛けるメドピア<6095>など、オンライン関連銘柄も注目となりそうです。 ◆直近IPO銘柄が物色対象に 新興市場では、2020年のIPO銘柄に対する個人投資家の物色意欲が旺盛のようです。サイバーセキュリティクラウド<4493>、関通<9326>など、初値に比べ株価が上昇している銘柄もあります。この様な市況の中でも堅調なIPO銘柄は何度も循環物色される傾向がありますので、利益確定タイミングで押しが入るタイミングを見計らいたいです。直近IPO銘柄の中でも引き続き注目の銘柄を取り上げます。 ・Macbee Planet<7095> データを活用したマーケティング分析サービスの提供を行っています。2019年4月期実績で売上高の98.4%を占めるアナリティクスコンサルティング事業では、データ解析プラットフォーム「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行っています。マーケティングテクノロジー事業ではWeb接客ツール「Robee」を展開しています。AI、ビッグデータといった人気の投資テーマに乗っていることもあり、堅調な値動きが続いています。 ・ビザスク<4490> ビジネス領域特化の日本最大級ナレッジシェアプラットフォーム「ビザスク」「ビザスクlite」の運営を展開しています。トヨタ自動車<7203>、パナソニック<6752>などにもサービス導入実績があります。同社は、4月14日の決算発表では、2020年2月期の営業利益が前期比2.8倍の0.71億円へ拡大しています。 ・その他、業務用施設を対象とした空調システム機器の開発などを手掛ける木村工機<6231>は高品質な空気環境へのニーズが高まる中で注目のIPO銘柄となっています。 (その他の代表的な『コロナショックの中でも、注目の新興銘柄』の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《CN》
関連銘柄 12件
2488 東証スタンダード
993
11/22 15:30
-1(-0.1%)
時価総額 5,974百万円
ICTシステムの設計・構築、運用、保守等を行うICT事業が主力。IT技術者向け学習データ活用プラットフォームの提供、ライフサイエンス事業等も。システム設計・構築、コンサルティング領域への進出加速を図る。 記:2024/07/05
904
11/22 15:30
-22(-2.38%)
時価総額 4,825百万円
ネット型リユース事業が主力。総合買取サイト「高く売れるドットコム」等を通じて買い取った中古品をネットで販売。モバイル通信事業、メディア事業も手掛ける。農機具分野では新規顧客獲得など拡販施策を進める。 記:2024/10/03
4490 東証グロース
1,200
11/22 15:30
-18(-1.48%)
時価総額 11,083百万円
知見プラットフォーム事業を手掛ける。登録エキスパートに1時間単位のインタビューが行える「ビザスクinterview」が主要商材。登録者数は65万人超。27.2期調整後EBITDA20億円以上目指す。 記:2024/10/29
1,834
11/22 15:30
-21(-1.13%)
時価総額 17,333百万円
クラウド型WAF「攻撃遮断くん」が主力。クラウドWAFの自動運用サービス「WafCharm」、脆弱性診断サービス等も。WAF国内シェアトップ。攻撃遮断くん、WafCharmの解約率は安定的に推移。 記:2024/07/08
6095 東証プライム
491
11/22 15:30
-5(-1.01%)
時価総額 10,795百万円
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営等を行う集合知プラットフォーム事業が主力。かかりつけ薬局化支援サービス、薬局予約サービス「やくばと」等も。「やくばと」は医療機関における導入が順調。 記:2024/08/29
6096 東証スタンダード
390
11/22 15:30
-1(-0.26%)
時価総額 3,840百万円
レアジョブ英会話等のリスキリング事業、ALT派遣サービス等の子ども・子育て支援事業を展開。三井物産と資本業務提携。リスキリング事業はSNS活用で認知度向上図る。ALT派遣サービスは新規エリア営業を強化。 記:2024/10/12
6231 東証スタンダード
5,310
11/22 15:30
+130(2.51%)
時価総額 20,438百万円
空調機器メーカー。冷温水式AHUなどの空調機、空冷ヒートポンプ式AHUなどの外調機、誘引式吹出口等を手掛ける。業務用ヒートポンプ空調機で高シェア。生産力の増強に加え、省エネ製品の開発強化等に取り組む。 記:2024/10/09
1,551
11/22 15:30
+31(2.04%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
2,644
11/22 15:30
-85(-3.11%)
時価総額 38,745百万円
LTVマーケティング事業を展開。データ解析プラットフォームでLTV予測を行い、新規ユーザー獲得支援を成果報酬型で提供。独自データプラットフォームなどが強み。LTVマーケティング事業は既存案件が拡大。 記:2024/10/05
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7317 東証グロース
728
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 15,388百万円
血圧計腕帯や医療用綿棒自動機等のメディカルヘルスケア事業、縫製自動機やエアバッグ等のセイフティシステム事業を展開。血圧計センサー用腕帯で世界トップシェア。メディカルヘルスケア事業では工程自動化を推進。 記:2024/08/20
9326 東証グロース
329
11/22 15:30
+3(0.92%)
時価総額 3,391百万円
EC・通販物流支援サービス等の物流サービス事業が主力。楽天、キヤノンITソリューションズと資本業務提携。倉庫管理システム「クラウドトーマス」の提供等も。24年12月に埼玉県所沢市に物流センターを新設予定。 記:2024/06/09