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グローセル Research Memo(6):新商材「STREAL」事業の確立で中長期の成長を図る

2020/2/7 17:36 FISCO
*17:36JST グローセル Research Memo(6):新商材「STREAL」事業の確立で中長期の成長を図る ■中長期成長戦略 1. 中長期の成長戦略と新中期経営計画「SSG 2021」の概要 グローセル<9995>は中長期的な持続的成長実現のために、一定の期間を区切ってその時々の重点取組テーマと道標たる業績計画を定めた中期経営計画を策定している。同社は2019年5月に、2020年3月期−2022年3月期までの3ヶ年中期経営計画として、持続的成長可能な企業を目指す新中期経営計画「SSG 2021」を発表している。 「SSG 2021」のネーミングは、「Semiconductor(半導体)とSensor(センサー)でGlobal(グローバル)にGrowth(成長)する」に由来している。これまでの同社の主力商材であるSemiconductorに加えてSensorという新商材を中期経営計画に冠したことは、この新商材の成功に自信を深めている証左と言えるだろう。 「SSG 2021」では、これまで同社が強いこだわりを見せてきた売上高1,000億円の目標が新中計3年間の業績計画から外れている。2019年3月期の実績により発射台が下がり、かつ米中貿易摩擦激化のなかで、1,000億円が簡単な目標ではなくなっていることは事実だが、同社が1,000億円の目標を掲げなかったのは、いずれ1,000億円の売上高に到達する目途が立ち、この3年間の目標として無理に掲げる必要がなくなったから、との見方もできる。 そのシナリオの中核となるのが新商材である半導体ひずみセンサー「STREAL」だ。現状のロードマップ上は、2022年3月期ころに大きく花を咲かせる見通しとなっている。新中期経営計画「SSG 2021」の3年間は、その準備を着実に進めるための“基盤づくりの3年間”という位置付けだ。 ただし、既に今期(2020年3月期)の予想を売上高730億円、営業利益1.9億円へ修正していることから、近いうちに上記の計画数値は見直される予定だ。しかし会社は、「売上高については、この計画を下方修正する必要があるだろうが、利益については「STREAL」の動向次第では、達成できる可能性もある」と述べている。いずれにしろ、今年度終了時点では、新しい計画値が発表される見込みだ。足元の業況が厳しいのは周知の事実であり、今後はこの新たに発表される計画値に注目する必要があると見ている。 また同社では、この間の重点取り組み事項として以下のような施策を掲げている。 (1) ルネサス製品の売上、デザイン-インの強化・推進 (2) 新規ビジネス品のシステムソリューション提案 (3) 新商材「STREAL」事業の確立 (4) 国内・海外の連携強化による海外ビジネスの拡大 (5) 特約店との連携強化による一体となった営業活動強化 (6) 最新IoT/ADAS(先進運転支援システム)技術取り組みとワンストップソリューションの強化 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SF》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30