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グローセル Research Memo(4):2020年3月期第2四半期は減収・利益率低下で営業損失

2020/2/7 17:34 FISCO
*17:34JST グローセル Research Memo(4):2020年3月期第2四半期は減収・利益率低下で営業損失 ■業績動向 ● 2020年3月期第2四半期の連結業績概要 (1) 損益状況 グローセル<9995>の2020年3月期第2四半期の連結業績は、売上高35,541百万円(前年同期比12.2%減)、営業損失39百万円(前年同期は603百万円の利益)、経常利益が19百万円(同97.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(99.8%減)となった。 米中貿易戦争、中国経済の減速等の影響を大きく受け産業分野での需要が減少、また自動車分野向けでも同社の取扱商品を搭載した車種の売上げがやや低迷したこともあり、全体として減収となった。製品別売上高は、集積回路が24,355百万円(同13.5%減)、半導体素子が5,716百万円(同11.5%減)、表示デバイスが755百万円(同24.3%減)、その他4,716百万円(同3.0%減)となり、すべての製品で減収となった。 売上総利益率は8.8%(前年同期9.4%)へ低下したが、その要因は、比較的利益率が高かった日立製のマイクロデバイスの売上高が減少したこと、一部原材料価格の上昇があったことによる。一方で販管費は、通常の経費増に加えて社名変更に関連した経費増(約100百万円)、新規ビジネスの立上げに伴う研究開発費の増加(前年同期比で約100百万円増)、ESOPに関連した費用増80百万円などの追加出費があり、対売上高比率は8.9%となった。その結果、営業損益は39百万円の損失となったが、これらの一過性の費用を除けば、営業黒字を確保していたことになる。 (2) 財務状況 流動資産は前期末比で1,549百万円減少し28,179百万円となったが、主に現金及び預金の増加1,032百万円、受取手形及び売掛金の減少922百万円、棚卸資産の減少1,122百万円などによる。第2四半期末であるため、債権の回収が進み現預金が増加した結果である。固定資産は4,530百万円(前期末比254百万円増)となったが、主に投資その他の資産の増加235百万円による。この結果、2020年3月期第2四半期末の資産合計は32,709百万円(同1,295百万円減)となった。 一方で、負債合計は前期末比825百万円減の9,779百万円となったが、主に流動負債のうち、支払手形及び買掛金が429百万円減、短期借入金が171百万円減、固定負債のうち、長期借入金が33百万円減などによる。純資産は、主に配当金支払いによる利益剰余金の減少310百万円などにより前期末比471百万円減の22,929百万円となった。この結果、2020年3月期第2四半期末の自己資本比率は70.1%(前期末68.8%)となった。 (3) キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは1,989百万円の収入となった。また投資活動によるキャッシュ・フローは443百万円の支出となり、フリーキャッシュフローは1,546百万円となった。財務活動によるキャッシュ・フローは455百万円の支出であった。この結果、2020年3月期第2四半期中の現金及び現金同等物は1,031百万円増加し、期末残高は4,874百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SF》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30