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エラン Research Memo(8):認知度が向上して普及ステージに突入、顧客開拓余地は大きい

2019/4/2 15:48 FISCO
*15:48JST エラン Research Memo(8):認知度が向上して普及ステージに突入、顧客開拓余地は大きい ■中長期成長戦略 1. 事業環境 少子高齢化で日本全体では人口減少が予想されているが、エラン<6099>のCSセットのターゲット層となる高齢者単身世帯、ひとり親世帯、及び単身世帯は増加している。 また同社のCSセットがメインターゲットとする市場は、ベッド数50床以上の病院及び介護老人保健施設等である。厚生労働省「平成29年度医療施設調査」によると、ベッド数50床以上の病院数は全国7,493施設で、同社グループの2018年12月期末契約施設数855施設の顧客開拓率は11.4%に過ぎない。また厚生労働省「平成29年度介護サービス施設・事務所調査」によると、ベッド数50床以上の介護老人保健施設数は全国3,824施設で、同社グループの2018年12月期末契約施設数143施設の顧客開拓率は3.7%に過ぎない。 いずれの分野でも入院セットサービスの認知度が向上し、普及ステージに突入している。事業環境は良好であり、潜在市場規模は2,000億円程度と想定されている。同社のCSセットの顧客開拓余地は大きいと言えるだろう。 2. グループ全体の契約施設数3,000施設目標 中長期目標としては、グループ全体の契約施設数3,000施設(2018年12月期末1,140施設)、及び営業利益率10%、さらに長期ビジョンで顧客開拓率41%を目指している。 重点戦略として、営業マンパワー強化等によるCSセットの全国展開、運営方法の標準化・システム化など効率化による生産性の追求、提携やM&Aも活用した新規ビジネスへの参入、環境整備や人材開発によって社員を輝かせ続けること、を掲げている。 3. 新規事業で周辺領域へ展開、中期的に収益拡大基調 CSセットは入院中の「困った」をビジネス化したサービスである。この考え方を基本として、入院中の「困った」にとどまらず、入院前後の周辺領域の「困った」のビジネス化を目指している。CSセット利用者情報を活用し、入院中の自宅の管理、退院後の生活にかかるサービスの提供仲介なども検討しているようだ。 入院セットのリーディングカンパニーとしての優位性を発揮し、周辺領域への展開も加速して、中長期的に収益拡大基調が期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SF》
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病院の入院患者や介護施設の入所者に衣類、タオル等を日額定額制でレンタルするサービスを提供。長野県松本市に本社。オリジナル患者衣ブランド「lifte」も。ケア・サポートセットの導入施設数は2300施設超。 記:2024/08/06