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マーケットE Research Memo(7):通期見通しを上方修正。さらに上振れとなる可能性は十分あるとみる

2019/3/26 16:09 FISCO
*16:09JST マーケットE Research Memo(7):通期見通しを上方修正。さらに上振れとなる可能性は十分あるとみる ■今後の見通し 1. 2019年6月期通期の見通し 2019年6月期第2四半期決算の順調な進捗を受けて、マーケットエンタープライズ<3135>は2019年6月期通期見通しを上方修正した。新しい業績予想は、売上高8,065百万円(前期比27.3%増)、営業利益245百万円(同153.9%増)、経常利益247百万円(同160.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益115百万円(同260.0%増)と大幅な増収増益を予想している。 この修正予想が達成されれば売上高は13期連続増収となり、営業利益、経常利益は過去最高益を更新することになる。 修正された通期予想の達成に必要な今下期の業績は、売上高が4,232百万円(前年同期比23.8%増)、営業利益94百万円(同3.3%増)となる。売上高の増収率は20%を超えているが第2四半期実績が30%超であったことや、3月−5月のリユースの最需要期が含まれること、「おいくら」などの新事業が加わること、などを考慮すれば決して高いハードルではないと弊社では考えている。 利益面でも、今第2四半期に比べて利益率が大きく低下する要因は考えにくく、前述のように需要期を迎えることを考えると、自然体でいけば下期において第2四半期(上期)比減益というのも考えにくい。今下期は将来の成長に向けておいくら事業への投資等を行うことなどが計画されていて、それが下期の利益を抑制する形となっていると会社は説明しているが、最終的に、現在の修正見通しを上回って着地する可能性は十分にあると考えている。 既存事業・新規事業ともに成長し、連続増収増益が続く見通し 2. 2020年6月期の考え方 2020年6月期については同社側からは何も示されていないが、弊社では順調に増収増益基調が続くと考えている。考え方は以下のとおりだ。 既存事業については「高く売るドットコム」の認知度・知名度が十分上がっており、リユース市場の拡大ペース(年率7%~10%)に応じた成長が続くと考えている。拠点整備が終了した一方で、効率性改善の取り組みが続いており、利益率の点でも改善基調が続くとみている。 新規事業の分野では、引き続き農機具を中心とした法人向けリユースと通信事業(MEモバイル)が高成長を続けるとみている。前述のように農機具ではパートナー戦略がうまく機能して収益拡大を実現している。通信事業では機器販売はフロー型だが回線に関してはストック型モデルのため、着実に収益は拡大するとみている。 「おいくら」については、2020年6月期は12ヶ月間のフル寄与(2019年6月期は5ヶ月間の貢献)となり、これによる増収効果が前期比で1億円近くに達するとみている。 利益面では、売上高の成長に伴って前期比増益が達成されるとみている。その具体的な数値について論ずるには材料が足りないが、目安としては参考になるのは、同社が2017年8月に発表した「業績目標コミットメント型ストックオプション」だ。ここでは2018年6月期以降2022年6月期までの間で、連続するいずれか2期間の経常利益合計が5億円を超過した場合にストックオプションを行使できるとしている。2019年6月期の経常利益見通しが247百万円であることから、2020年6月期については前期比増益を達成して2期合計5億円の経常利益を目指してくる可能性が高いと弊社ではみている。また、同社が経営目標として掲げている「設立20年を迎える2026年6月期までに経常利益10億円」の達成が今後のカギになってくると弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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