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大幸薬品 Research Memo(2):2019年3月期通期、医薬品は売上微増、感染管理は売上微減予想
2018/9/18 8:48
FISCO
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*08:48JST 大幸薬品 Research Memo(2):2019年3月期通期、医薬品は売上微増、感染管理は売上微減予想 ■今後の見通し ● 2019年3月期の業績見通し 大幸薬品<
4574
>の2019年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比1.1%減の9,360百万円、営業利益で同12.2%減の1,630百万円、経常利益で同8.8%減の1,430百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.8%減の1,010百万円と期初の予想を据え置いた。季節性インフルエンザが大流行した前期には及ばないものの、堅調な業績を見込んでいる。 医薬品事業の売上高は前期から微増を予想する。国内医薬品事業では、前期の正露丸クイックCの初期出荷の反動がマイナス面だが、一方、正露丸商品群全体としてのメッセージとして「全下痢対応」を強く打ち出す新CMを開始し、その成果が期待される。海外医薬品事業では、中国市場向けを中心に出荷増加を予想する。想定為替レート(105円/米ドル)より円安が続くと上振れの可能性もある。 感染管理事業は、季節性インフルエンザの流行を例年並みで計画し、過去10年で最大水準の流行であった前期から売上高で2.7%減と予想する。今年度は、世界的なデザイナー佐藤オオキ氏率いるデザインオフィス(有)nendo※と複数年の包括的パートナー契約を結び、中長期成長戦略の一環として製品ブランディングの抜本的見直しや新製品の販売等を計画する。需要期の下半期に向けて、着々と準備作業が進んでいる。 ※nendoは佐藤オオキ氏を中心に設立された日本を代表するデザインオフィス。東京とミラノに拠点を持ち、 建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと幅広くデザインを手掛ける。老舗ブランドの活性化でも多くの実績がある。 同社の業績は季節変動が大きい感染管理事業の影響を大きく受ける。前期(2018年3月期)の第1四半期の売上高に占める感染管理事業の構成比は13.2%、今期(2019年3月期第1四半期)も12.7%だった。第2四半期は夏期のため、正露丸などの止瀉薬は若干売上高が上がるものの、依然として感染管理はオフシーズンである。同社の出荷のピークは下半期(10月~3月)であり、前期実績では通期売上高の61.5%が下半期だった。感染管理事業については、ピークシーズンに向け販売準備が着々と進んでいる模様。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《SF》
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4574 東証プライム
大幸薬品
362
11/19 15:30
-2(-0.55%)
時価総額 18,331百万円
正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01
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