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大幸薬品 Research Memo(1):2019年3月期第1四半期は対前年同期比減収減益も、中長期成長戦略は計画通り

2018/9/18 8:45 FISCO
*08:45JST 大幸薬品 Research Memo(1):2019年3月期第1四半期は対前年同期比減収減益も、中長期成長戦略は計画通り ■業績動向 大幸薬品<4574>は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、ウイルス除去・除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。 ● 2019年3月期第1四半期の業績概要 2019年3月期第1四半期は、売上高が1,265百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益が61百万円(同66.0%減)、経常利益が28百万円(同77.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が38百万円(同61.1%減)と減収減益であるが、社内計画通りの堅調な業績となった模様。 売上高に関しては、医薬品事業、感染管理事業ともに減収となった。国内医薬品事業の売上高は933百万円(前年同期比7.6%減)。前年同期に新発売した「正露丸クイックC」の初期出荷があったため、反動減が影響した。海外医薬品事業の売上高は165百万円(同14.4%減)。香港市場向けで出荷時期の変更があり減収となったが、年度内の出荷予定に変わりはなく、この影響は期末までに取り戻せる見込みである。 感染管理事業の売上高は、160百万円(前年同期比12.5%減)。例年第1四半期(4月−6月)は、インフルエンザの流行などがなく、感染管理事業はオフシーズンとなる。国内は前期のクレベリンカートリッジ(車両用)特需の反動減により減収。一方、中国市場では、新規販売代理店のテストマーケティング用の出荷があり、今後に期待が持てる。 売上総利益は減収の影響で減少。販管費は、マーケティング部門の人員強化などにより人件費(47百万円増)等が増加した。結果として、営業利益を始めとする各利益は減益となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《SF》
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正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01