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グリムス Research Memo(3):2018年3月期第3四半期は増収増益決算で、売上高営業利益率も上昇傾向

2018/3/19 12:33 FISCO
*12:33JST グリムス Research Memo(3):2018年3月期第3四半期は増収増益決算で、売上高営業利益率も上昇傾向 ■業績動向 1. 2018年3月期第3四半期の業績概要 グリムス<3150>の2018年3月期第3四半期累計の連結業績は、売上高6,552百万円(前年同期比17.5%増)、営業利益809百万円(同28.4%増)、経常利益882百万円(同31.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が552百万円(同38.8%増)と、大幅な増収増益を記録した。売上高営業利益率も前年同期の11.3%から12.4%に上昇した。 セグメント別で見ると、エネルギーコストソリューション事業は、業務用エアコン・冷凍機・コンプレッサーなどの各種省エネ設備のセット販売やクロスセル、電力料金の削減を目的とした電力の取次手数料が好調に推移したことなどで、売上高が3,103百万円(前年同期比18.1%増)、全社費用控除前の営業利益は951百万円(同31.7%増)となった。売上高営業利益率も前年同期の27.5%から30.7%に上昇した。 スマートハウスプロジェクト事業は、ハウスメーカーとの提携販売やVPPの活用といった多様な販売手法を積極的に推進したことで、提携販売は好調に推移し、塗装・リフォームなど外注工事は堅調に推移したものの、売電価格の低下や、各種補助金の申請手続きの増加により受注から売上計上に至る時間が伸長したこと等の要因により、住宅用太陽光発電システム・蓄電池に関連する売上が減少した。一方、メガソーラー2基を中心とする太陽光発電所による売電収益は、ストック収益として安定的な収益基盤となっている。その結果、売上高2,649百万円(前年同期比8.6%減)、営業利益166百万円(同23.4%減)にとどまった。売上高営業利益率も前年同期の7.5%から6.3%に低下した。 2018年3月期よりエネルギーコストソリューション事業から分離された小売電気事業については、負荷率(最大電力に対する平均電力の比率)が低く電力料金の削減余地が高いエネルギーコストソリューション事業の既存顧客を主な対象として電力の小売りを推進し、約80%といった高い成約率をもとに順調に収益を伸ばしている。また、電力の調達コストも安定的に推移していることで、順調に利益を拡大している。その結果、売上高779百万円、営業利益32百万円となり、売上高営業利益率は4.1%であった。 また、インキュベーション事業は、売上高20百万円(前年同期比60.0%減)、営業利益9百万円の損失(前年同期は9百万円の利益)であった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《MW》
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小売電気事業、事業用太陽光発電システムを主力商材とするエネルギーコストソリューション事業が柱。スマートハウスプロジェクト事業も手掛ける。小売電気事業では独自燃調の運用などで安定的な業績成長を目指す。 記:2024/07/05