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ダイナック Research Memo(8):マグネット商品の強化やVOC活動を通じてQSCの向上に注力

2018/3/16 16:06 FISCO
*16:06JST ダイナック Research Memo(8):マグネット商品の強化やVOC活動を通じてQSCの向上に注力 ■ダイナック<2675>の中長期の成長戦略と進捗状況 3. 『最高品質の追求と継続』の進捗状況 2つ目の取り組みについては、従来は『基盤となる機能・サービスの進化』と表現していたが、今回から『最高品質の追求と継続』と変わった。取り組みのレベルが一段上がったことで取り組みテーマの表現も変更したものと思われる。 具体的な進捗としては、マグネット商品(顧客を引き寄せる、集客力のある商品)の強化がある。それぞれの業態に応じて「のどぐろ出雲紫醤油煮付け」や「本マグロのミ・キュイ瞬間燻製」など、流行の“インスタ映え”も意識しながら商品開発を進めている。 商品開発という能動的な動きの一方、顧客の声をくみ上げてQSC(Quality, Service, Cleanliness)の一段の向上を図る取り組みも行っている。同社は2017年9月に全社VOC(Voice of Customer)活動を展開し、アンケートシステムを導入した。10%OFFクーポンなどのインセンティブを付けたこともあり、相当な数の回答が集まっているもようだ。今後、顧客の声を生かした商品開発や店舗づくり、サービスの向上策などが期待される。 4. 『人財パワーの最大化』の進捗状況 人財パワーの最大化はここ数年ダイナック<2675>が継続的に注力している取り組みだ。具体的事例として、パートナーも含めた全従業員約7,000名を対象とした「DYNAC AWARD」(社内表彰制度)の制定がある。2017年1月に第1回を開催したが、従業員のモチベーションアップに大きな実績を残したもようで、今後も継続的に実施される見通しだ。また、社内コンテストによる相互研鑽や、各種研修の定期的な実施などを通じて、接客技術や各種スキルの向上を図っている。 前述のように、社会全体での人手不足感が強まるなか、パートナーの重要性は一段と高まっている。そのパートナーに対して同社は、パートナー育成評価システムの「ファイブスター制度」を活用して真正面から向き合っている。これは店長と各パートナーが年2回の面談を通じて評価と目標設定を行うものだ。同社はこの制度の徹底運用を通じて、接客技術の向上はもちろん、モチベーションを上げて定着率の向上につなげる取り組みを行っている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07