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スターティア Research Memo(13):今下期も順調に進展中。会社予想に対して上振れて着地の見通し

2018/1/26 15:43 FISCO
*15:43JST スターティア Research Memo(13):今下期も順調に進展中。会社予想に対して上振れて着地の見通し ■今後の見通し 1. 2018年3月期通期見通し 2018年3月期通期についてスターティア<3393>は、2017年12月29日付で上方修正を発表した。新予想では、売上高11,000百万円(前期比7.0%増)、営業利益270百万円(同1.7%増)、経常利益270百万円(同5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益415百万円(前期は5百万円の利益)を予想している。 前述のように、今第2四半期決算は、期初の営業損失予想に対して黒字で着地した。利益の上振れ幅は営業利益、経常利益ともに350百万円前後に達しており、同社の業績回復と成長軌道への回帰を強く示唆するものであったと弊社では評価している。この結果と、下期に収益伸長が加速するという同社の季節性を考えると、今通期の業績予想は控えめ過ぎると弊社ではみていた。同社は、弊社のそうした見方に同意しつつも、第3四半期の進捗及び第4四半期の見通しについてもう少し確信を深めたいとして第2四半期決算での業績修正を見送った。その後、第3四半期の数字が固まったことで、今回の業績修正に至った。 同社が業績上方修正に慎重だった理由の一つは持株会社体制への移行に関連した諸費用だった。同社は複数の新会社を国内外に設立するが、直接的な設立費用に加え、事務所や人材の配置などの費用が相当額に達するとみていた。また、上期から下期への費用の先送り分があることや、広告宣伝費が下期偏重の傾向にあることなども、同社が業績修正に慎重だった理由だ。 第3四半期においては、そうした各種費用は予定取り発生したとみられるが、第2四半期までの良い流れを引き継ぎ、収益が順調に拡大を続けた模様だ。売上高については、ITインフラ関連事業のなかのMFPやNW(ネットワーク)機器関連が好調に推移し、計画対比で売上高を押し上げた。一方利益面では、販管費において効率的な費用投下やコスト削減が全社的に実現されたことで、営業利益及び経常利益の上振れへとつながった。 また、保有資産の有効活用の観点から投資有価証券の売却を進め、第3四半期において投資有価証券売却益313百万円を特別利益に計上した。これを反映して、親会社株主に帰属する当期利益は従来予想の112百万円から415百万円に大きく修正された。 弊社では今回の業績修正をしてもなお、営業利益及び経常利益についてはまだ上振れ余地があるとみている。2017年3月期の下半期に同社は400百万円近い営業利益を稼いだ。それに対して今期の修正予想を達成するために必要とされる今下期の営業利益は48百万円に過ぎない。持株会社移行のための費用等の一過性費用の発生を考慮したとしても、今下半期の営業利益が前年同期に比べてそこまでの大幅減益に陥る可能性は小さいのではないかと考えている。第4四半期の推移を見守りたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MH》
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