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大幸薬品 Research Memo(2):中国市場向け出荷の増加やインフル流行拡大などあれば業績上振れの可能性あり

2017/12/20 7:51 FISCO
*07:51JST 大幸薬品 Research Memo(2):中国市場向け出荷の増加やインフル流行拡大などあれば業績上振れの可能性あり ■今後の見通し ● 2018年3月期の業績見通し 大幸薬品<4574>の2018年3月期通期の業績予想は売上高で前期比4.9%増の8,700百万円、営業利益で同0.4%増の1,550百万円、経常利益で同7.6%減の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.2%減の900百万円と期初の予想を据え置いている。 国内医薬品事業では「正露丸クイックC」の販売が寄与し、止瀉薬市場での国内店頭シェアは47.9%に上昇、従来のシェア下落傾向にストップをかけた。海外医薬品事業は、期初予想では、原材料仕入先における製造トラブルによる中国向け製品の生産遅延リスクを保守的に考慮した売上高としていたが、中国市場向けは第2四半期から出荷されており、当該リスクは解消に向かいつつあるようだ。中国向けの製品製造が順調に進めば2018年3月期中に売上高が積み増される可能性もある。感染管理事業においては、インフルエンザワクチン不足で一部の地域では希望者が接種できない状況が続いていることや、例年にない平均気温の低さ(11月末時点)等からもインフルエンザの流行拡大の条件がそろっていることも、業績上振れのプラス要因である。営業利益は微増にとどまる予想で上方修正はされていないものの、第2四半期の進捗では社内計画を上回っている模様だ。新製品「正露丸クイックC」の更なる浸透、中国向け出荷の増加、インフルエンザ流行に伴うクレベリン製品群の成長など、業績上振れの要素が多く期待が持てる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《TN》
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正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01