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テラ Research Memo(7):営業キャッシュ・フローの黒字化が2017年12月期の最優先課題

2017/12/11 15:07 FISCO
*15:07JST テラ Research Memo(7):営業キャッシュ・フローの黒字化が2017年12月期の最優先課題 ■業績動向 3. 財務内容とキャッシュ・フローの状況 テラ<2191>の2017年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比74百万円減少の1,463百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では新株予約権の行使に伴って現金及び預金が103百万円増加した一方で、売上債権が101百万円、前払費用が65百万円それぞれ減少した。 負債合計は前期末比261百万円減少の667百万円となった。有利子負債が186百万円減少したほか、支払手形及び買掛金が31百万円、未払金が38百万円減少した。また、純資産は前期末比186百万円増加の795百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純損失318百万円を計上した一方で、新株予約権の行使に伴い資本金及び資本剰余金がそれぞれ245百万円増加したことによる。 経営指標を見ると、自己資本比率は有利子負債の削減が進んだことや自己資本が増加したことにより前期末の33.5%から47.1%に上昇し、財務体質の改善が進んでいる。また、前述したとおり2017年7月にひふみ投信マザーファンドに対して第三者割当増資を実施し、982百万円を調達したことから、直近ではさらに良化していると考えられる。 なお、同社の2017年12月期における最大の経営課題は、営業キャッシュ・フローの黒字化を目指すことにある。同社は2016年12月期まで3期連続で連結ベースでの営業損失並びに営業キャッシュ・フローのマイナスとなっており、JASDAQ市場における上場廃止基準に抵触するリスクが出てくるためだ。営業利益段階での黒字化は治験費用が先行することもあって困難なため、営業キャッシュ・フローを黒字化することで回避する考えだ。当第2四半期累計期間における営業キャッシュ・フローは55百万円のマイナスとなっているが、下期に延滞債権の回収を進めるほか、更なるコスト削減も検討していることから、通期での営業キャッシュ・フローの黒字化は十分可能と見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NB》
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樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27