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サイバーコム Research Memo(7):自己資本比率は60%前後を維持、無借金経営で今後の成長投資へ備える

2017/12/8 15:37 FISCO
*15:37JST サイバーコム Research Memo(7):自己資本比率は60%前後を維持、無借金経営で今後の成長投資へ備える ■サイバーコム<3852>の業績動向 4. 財務状況と経営指標 2017年12月期第2四半期末(9月末)における総資産は前期末に比べ192百万円減少し7,125百万円となった。 内訳を見ると、流動資産は事業拡大に伴う現金及び預金が274百万円、受取手形及び売掛金が174百万円増加した一方で、短期貸付金(富士ソフトグループ内で運用されるCMS(キャッシュ・マネジメントシステム)により、一時的に生じる貸借金)が602百万円減少したことにより前期末に比べ209百万円減少した。 負債は、前期取得した横浜本社ビルの購入代金の一部を2017年4月に支払いしたことにより、未払金が437百万円減少したことなどから、前期末比286百万円減少し2,927百万円となった。 純資産は前期末に比べ93百万円増加し4,197百万円となった。これは、四半期純利益の計上による利益剰余金の増加による。 キャッシュ・フローの状況について見ると、2017年12月期第2四半期末(9月末)の現金及び現金同等物は前年同期末比114百万円増加し1,002百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、賞与の支給や法人税等の支払に伴う支出があったものの、税引前四半期純利益により 109百万円の収入(プラス)となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、本社移転による固定資産取得や、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を利用した余剰資金の運用等により270百万円の収入(プラス)となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いを行い104百万円の支出(マイナス)となった。 経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は、未払金の減少などによる総資産の減少に対して、利益剰余金の積み上げによる純資産の伸びによって58.9%と前期末比で2.8ポイント向上した。流動比率は281.0%と前期末比で47.4ポイントと大幅に向上した。有利子負債もなく、健全性の問題はない。比較的潤沢なキャッシュも保有し、今後想定される新規分野や海外などへの展開に対して成長投資を行うことが可能な財務状況である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹) 《MH》
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3852 東証スタンダード
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時価総額 15,258百万円
富士ソフト傘下のソフト開発会社。通信分野に強み。受託開発主体にSI、自社パッケージも展開。通信ソフトウェア開発は好調。23.12期3Q累計は増収増益。富士ソフトによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/01/09