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システムインテ Research Memo(7):アプリケーション画面から設計データを逆生成する新サービスを発表

2017/11/28 16:05 FISCO
*16:05JST システムインテ Research Memo(7):アプリケーション画面から設計データを逆生成する新サービスを発表 ■システムインテグレータ<3826>の今後の見通し 2. 「(仮称)Design Recognition AIサービス」の概要 2017年10月に発表した「(仮称)Design Recognition AIサービス」とは、業務系ソフトウェアやECサイトなどのアプリケーション画面から、AI技術を活用することで設計書を逆生成するサービスで、リバースエンジニアリングと同様のコンセプトとなる。今までにない発想の設計書支援ツールであり、特許も出願中となっている。 ソフトウェア開発作業は通常の流れとして、システムエンジニアが設計書を作成し、その設計書をもとにプログラマーがプログラミング入力を行い、アプリケーションが完成する。しかし、アジャイル開発(設計書を作成せずに細かい開発を繰り返しながらソフトウェアを作成する手法)でソフトウェアを開発した場合や、ソフトウェアのメンテナンス(保守・改修)を繰り返し行った結果、当初に作成した設計書と実物のアプリケーションが乖離してしまった場合などに、ソフトウェアのメンテナンスの効率化のためにきちんとした設計書を作っておきたいという要望が多くあった。 新サービスではアプリケーション画面の中から「テキストボックス」や「ラベル」「チェックボックス」「ボタン」等のオブジェクト(部品)を検出し、そのオブジェクトの種類や文字、位置情報などをディープラーニング技術によって認識し、取得した情報をもとに設計データを逆生成する流れとなる。認識率は現段階で90%以上となっており、実用上問題のない水準と言える。 同サービスは設計書作成ツールの「OBDZ」と連携することで、アプリケーション設計やシステムメンテナンスの生産性向上に大きく寄与することが見込まれるが、新サービスだけでも利用は可能となっている。また、最近市場が急拡大しているクラウドサービスのシステム設計にも対応が可能で、潜在的な需要は大きいと見られる。2018年3月から発売を開始し、販売目標としては2019年2月期から3年間で「OBDZ」と合わせて約3億円、「SI Object Browser」シリーズ全体では約15億円を見込んでいる。「SI Object Browser」シリーズの2017年2月期の売上高は約3億円とここ数年は普及一巡により横ばい水準が続いていたが、新サービスの貢献等により今後は右肩上がりの成長が期待される。 そのほかにも2018年1月発売予定のプログラミング能力判定サービス「TOPSIC」が2017年11月24日に発表されている。顧客のメインターゲットとしては従来の「Object Browser」シリーズと重なりソフトウェア業界向けとなる。新サービスのニーズは高い見込みで、2019 年2 月期以降の売上げ貢献が期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MW》
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独立系のソフトウェア開発会社。ERPやECサイト構築に強み。AI事業やプログラミングスキル判定サービス、クラウドサービス等も。ERP事業は伸長、独自の新製品も開発、欧系SAP製品の販売・導入も開始。 記:2024/05/19