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RIZAPーG Research Memo(12):RIZAP関連事業の成長とグループ会社の収益改善で期初予想達成見込み

2017/9/25 15:32 FISCO
*15:32JST RIZAPーG Research Memo(12):RIZAP関連事業の成長とグループ会社の収益改善で期初予想達成見込み ■今後の見通し 2018年3月期の通期業績についてRIZAPグループ<2928>は、売上収益150,202百万円(前期比57.6%増)、営業利益13,010百万円(同27.4%増)、税引前利益11,983百万円(同24.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益8,007百万円(同4.3%増)と、前期に続いて大幅増収増益を予想している。これらの業績予想の数値は、期初から変更はない。 2018年3月期業績予想の考え方については、前回レポートで述べたところから基本的に変更はない。後述するように、主力のRIZAP関連事業のオーガニックグロースと、上場・非上場の連結子会社群の業績拡大(M&Aの効果を含む)で無理なく説明がつくと考えている。 今第1四半期を終えた段階で弊社の想定と異なっていた点は、堀田丸正の子会社化に伴い1,514百万円の負ののれんが発生したことだ(弊社では2018年3月期は負ののれんの計上を想定していなかった)。この点は利益押し上げ要因となるが、同社はその約2倍の3,000百万円超の先行投資を今第1四半期に行ったほか、第2四半期においてもさらに1,000百万円規模の先行投資を行うとしている。同社は通期の営業利益予想を変更していないため、実力ベースで稼ぐ営業利益額は、実質的に期初時点から引き上げられたことになり、通期業績予想の達成可能性が一段と上昇したと弊社では考えている。 売上高は前期比54,903百万円の増収となる。この詳細内訳については開示されていないが、弊社ではRIZAP関連事業で13,000~15,000百万円、上場子会社で約30,000百万円、その他の子会社とM&A合計で10,000百万円といった内訳と推測している。上場子会社については各社の公表された業績予想を合算すると無理なく得られる。 利益に関しては、第1四半期は負ののれん益という特殊要因があったにせよ、同社の想定以上に出たことは疑いない。同社はそれを先行投資に回し、第2四半期も追加で先行投資を行う計画だ。この果実として、第3、第4四半期において当初の想定以上に利益が出てくる可能性は高いと弊社ではみている。問題はそれをPL(損益計算書)上に反映させるかどうかだ。仮に今期の営業利益が期初予想値を超えてくるようであれば来期以降のために先行投資に回す可能性が高いと弊社ではみている。 セグメント別で注目すべきは、RIZAP関連事業を抱える美容・健康関連事業セグメントだ。なかでもRIZAP GOLFが特に注目される。今期が計画どおりに進捗すればボディメイクに続く2本目の柱を確立したことになり、来期以降の収益の持続的拡大の大きなエンジンとなると期待される。もう1つはボディメイクの法人向けプログラムだ。潜在市場が大きいのは言うまでもないが、ベネフィット・ワンとの提携によって初年度でどこまで伸ばせるか期待が高まる。 もう1つの注目点は上場子会社の収益改善状況だ。今期は全社営業黒字化を目標としているが、これが達成されれば、同社の企業再生能力に対する評価が一段上昇するのみならず、同社に対するネガティブな見方の大きな一部分を拭い去ることにもつながると弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27