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ネットマーケ Research Memo(3):2017年6月期はメディア事業が大幅に伸長し、各利益とも50%超の増益

2017/9/11 15:22 FISCO
*15:22JST ネットマーケ Research Memo(3):2017年6月期はメディア事業が大幅に伸長し、各利益とも50%超の増益 ■業績動向 ネットマーケティング<6175>の2017年6月期通期の決算は、売上高が前期比11.8%増の9,868百万円、営業利益が同61.3%増の441百万円、経常利益が同54.2%増の423百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同68.1%増の296百万円となり、上場初年度において2ケタ台の増収及び各利益における50%超の増益を達成し、過去最高の売上高及び営業利益となった。業績予想比では、売上高が3.7%、営業利益が14.4%、経常利益が14.9%、親会社株主に帰属する当期純利益が15.4%、それぞれ予想を上回った。 広告事業の売上高は前期比1.4%増の7,457百万円、全社費用386百万円を配分していないセグメント利益は同19.2%増の522百万円と堅調に推移した。大型案件を取り扱う特定企業との取引の見直しがあり、通期では小幅な増収にとどまったが、エステや人材関連等を扱う「サービス」カテゴリーを中心にクライアントを増やし、また1クライアント当たりの売上高もアップした。四半期単位の比較では、美容関連クライアントによる広告投下が増加する第4四半期(2017年4月−6月)の売上高は、第3四半期(2017年1月−3月)に比べて28%増加した。1クライアント当たりの売上高のアップ等により収益性も向上し、セグメント利益率は前期比1.0ポイント改善し7.0%となった。 メディア事業の売上高は前期比64.5%増の2,413百万円、全社費用を配分していないセグメント利益は同90.3%増の305百万円と大幅に伸長した。Omiaiは2017年6月期末の累計会員数を同約50%増の約227万人と順調に伸ばし、累計マッチング組数は同約78%増となり900万組を突破した。積極的なプロモーション投資によって会員数の増加を図るとともに、各種KPI(重要業績評価指標)を日次でチェックして様々な内部施策を打ちながらKPIを改善するオペレーション体制が構築されていることで、継続的にトップラインを成長させることができており、トップラインの成長とともに収益性も向上している。 メディア事業として2015年1月より運営してきたソーシャルジョブマッチングサービス「Switch.」は、2017年9月1日を効力発生日として、会社分割(簡易吸収分割)により、アイモバイルの100%子会社であるオープンキャリアに承継させ、同サービスから撤退することとなった。同サービスは立ち上げ途上で、これまで収益貢献するに至っておらず、メディア事業は経営資源をオンライン恋活・婚活マッチングサービスへ集中させることとなる。 2017年6月期末において、純資産合計は、上場時の公募増資等に伴う資本金及び資本剰余金各229百万円と親会社株主に帰属する当期純利益計上に伴う利益剰余金等の増加により、前期末比763百万円増加して1,613百万円となり、自己資本比率は前期末の30.0%から41.3%へ向上した。資産合計は、公募増資等に伴い現金及び預金が852百万円増加したこと等により同1,073百万円増加した。負債合計は、買掛金が203百万円増加したこと等により、同310百万円増加した。 2017年6月期のキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益423百万円の計上等により、営業活動によるキャッシュ・フローは718百万円の収入、2018年3月予定の本店移転に伴う敷金及び保証金の差入等による支出173百万円等により、投資活動によるキャッシュ・フローは227百万円の支出、株式の発行による収入444百万円等により、財務活動によるキャッシュ・フローは342百万円の収入となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 廣田重徳) 《HN》
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日本最大級の恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。アフィリエイト広告主体の広告事業も手掛け、広告主はエステ・人材・金融などが有力。1Qは利益足踏み。米ベインキャピタルがTOB、実現なら上場廃止へ。 記:2022/11/30