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ネットマーケ Research Memo(1):高収益のメディア事業が業績をけん引し、高い利益成長を実現

2017/9/11 15:20 FISCO
*15:20JST ネットマーケ Research Memo(1):高収益のメディア事業が業績をけん引し、高い利益成長を実現 ■要約 ネットマーケティング<6175>は、広告事業及びオンラインマッチングサービスのメディア事業を展開している。同社は、2017年3月31日に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場へ新規上場した。 1. セグメント 同社は、広告事業、メディア事業の2つを報告セグメントとしている。広告事業においては、アフィリエイト広告に特化したエージェント(代理店)として、広告展開の戦略立案から運用支援までを一貫して提供しており、安定成長の収益基盤と位置付けている。アフィリエイト広告は、インターネット広告としては比較的歴史が長いがインターネット広告市場の成長とともに堅調に成長を続けている市場であり、アフィリエイト広告売上で同社は代理店業界2位(同社調査)となっている。メディア事業においては、Facebookを活用した恋愛マッチングサービス「Omiai」を運営しており、高収益の成長ドライバーとして注力している。オンラインマッチングサービス市場はデーティング・恋活・婚活から成るが、大手企業の参入により2015年から国内オンラインマッチングサービス市場の成長が加速しており、Omiaiは恋活サービス市場において最大手の1つとなっている 2. 2017年6月期通期業績 2017年6月期通期(2016年7月−2017年6月)の決算は、売上高が前期比11.8%増の9,868百万円、営業利益が同61.3%増の441百万円、経常利益が同54.2%増の423百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同68.1%増の296百万円となり、上場初年度において2ケタ台の増収及び各利益における50%超の増益を達成し、過去最高の売上高及び営業利益となった。業績予想比では、売上高が3.7%、営業利益が14.4%、経常利益が14.9%、親会社株主に帰属する当期純利益が15.4%、それぞれ予想を上回った。特に、積極的なプロモーション投資でOmiaiが累計会員数約227万人に達したメディア事業は、売上高が前期比64.5%増の2,413百万円、全社費用を配分していないセグメント利益は同90.3%増の305百万円と大幅に伸長した。 3. 2018年6月期通期業績及び今後の見通し 2018年6月期通期業績の会社予想は、売上高が前期比14.5%増の11,296百万円、営業利益が同22.4%増の540百万円、経常利益が同27.2%増の538百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.0%増の371百万円と、引き続き2ケタ台の増収と20%台の増益を見込んでいる。広告事業では、既存クライアントを維持しながら、2017年6月期と同水準の新規クライアント獲得ペースを維持する計画であり、アフィリエイト広告代理店業界のトップを目指すことを方針として掲げている。メディア事業では、Omiaiにおいて2017年6月期と同水準の売上拡大を計画するとともに、オンラインマッチングサービスにおけるサービス領域の拡大を構想し、2018年6月期中に新規サービスを立ち上げることも視野に入れ今後の成長戦略を検討している。広告事業、メディア事業ともに、新たなサービス領域への拡大を成長戦略に置いているが、業績予想は保守的に見積もられていると考えられる。 ■Key Points ・広告事業と、Facebookを活用した恋愛マッチングサービス「Omiai」のメディア事業を展開 ・2017年6月期通期の業績は、大幅に伸長したメディア事業にけん引され、前期比11.8%の増収となる売上高9,868百万円、いずれも同50%超の大幅増益となる営業利益441百万円、経常利益423百万円、親会社株主に帰属する当期純利益296百万円を計上 ・広告事業は安定成長を図りながらアフィリエイト広告代理店業界のトップを、高収益のメディア事業は会員数の更なる増加とサービス領域の拡大による高成長を目指しており、2018年6月期は、引き続き2ケタ台の増収と20%台の増益を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 廣田重徳) 《HN》
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6175 東証スタンダード
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時価総額 13,517百万円
日本最大級の恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。アフィリエイト広告主体の広告事業も手掛け、広告主はエステ・人材・金融などが有力。1Qは利益足踏み。米ベインキャピタルがTOB、実現なら上場廃止へ。 記:2022/11/30