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TKP Research Memo(5):事実上の実行計画の位置付けである中期経営計画

2017/6/7 15:04 FISCO
*15:04JST TKP Research Memo(5):事実上の実行計画の位置付けである中期経営計画 ■中期経営計画 ティーケーピー<3479>は、2018年2月期から2020年2月期を対象期間とする中期経営計画を発表している。基本方針は、持たざる経営、積極的な出店の継続、宿泊を含めた周辺事業の取り込み・内製化、M&Aを含む新規事業分野の開発、既存スペースのさらなる有効活用、高付加価値化と効率化の6つ。計数目標には、売上高成長率20%と連結営業利益率14~15%を目標とし、売上高は、2018年2月期に26,839百万円、2019年2月期に31,602百万円、2020年2月期に38,543百万円、営業利益は、それぞれ3,271百万円(営業利益率は12.2%)、3,934百万円(同12.4%)、5,813百万円(同15.1%)を掲げている。この計画に織り込まれているホテル案件は、西葛西のコンバージョン(開業時期2017年11月予定、客室数124室)、川崎の新築(同2018年4月、同143室)、梅田の新築(2018年8月予定、161室)、外神田の新築(2018年12月、87室)、浜松町の増室分(2019年2月、100室)、仙台の新築(2018年9月、305室)。これらから分かることは、前述の数値目標は、今後の営業努力やM&Aによる業績拡大ポテンシャルを含むものではなく、既に手元にある案件を積み上げたものであるということだ。M&Aによるのれんの発生による収支の低下というダウンサイド・リスクも否めないが、同社がターゲットとしている市場の需給を考慮すると新案件を大きなプレミアムで買収する可能性は低いだろう。よって、目標というより、事実上の実行計画と弊社では見ている。 なお、同社が上場時に発表している資金の使途の内訳は、ガーデンPREMIUM6拠点の新規出店で540百万円、カンファレンスセンター5拠点の新規出店が150百万円、ビジネスセンター8拠点の新規出店が110百万円、アジュール竹芝の改修工事が600百万円、西葛西宿泊施設の建設工事が590百万円、梅田宿泊施設の建設工事が99百万円となっている。 時間軸としては中期経営計画達成後になるかもしれないが、ニューヨークの貸会議室の成果についても弊社は今後注目したい。タイムズスクエアという好立地にあり、グローバルでトップ企業の多くが顧客名簿に名を連ねている。現状は週末の利用に課題があるようだが、今後の展開及び深耕次第で海外展開におけるモデルケースになる可能性もあるだろう。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《NB》
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貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03