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TKP Research Memo(1):空間再生流通事業を展開、売上・利益ともに急拡大が続く

2017/6/7 15:00 FISCO
*15:00JST TKP Research Memo(1):空間再生流通事業を展開、売上・利益ともに急拡大が続く ■要約 1. 会社概要 ティーケーピー<3479>は、「ITとリアルビジネスの融合」をコンセプトに空間再生流通事業を展開する。主軸の事業は貸会議室の運営で、資産オーナーから不動産を仕入れ、それを法人に小口で販売・シェアリングを行う。貸会議室関連でケータリングや宿泊などの周辺事業も拡大、貸会議室の利用者のニーズに応えるべく幅広いサービスを提供してきた。法人向け貸会議室は5つのグレード別に展開、オフィスバンケット仕様からライトユーズまで目的や予算に応じた貸会議室を借りることができる。「持たざる経営」を推進、基本的に仕入れの貸会議室は賃貸契約としているため、既存の不動産業とは異なり不動産価格の変動はほとんど受けない事業構造となっている。直近の会議室数は1,833室、総席数は133,614席、総契約面積は90,907坪(2017年5月現在)で全国の主要都市に幅広く展開。2017年3月に東京証券取引所マザーズに上場した。 2. 2017年2月期決算 2017年2月期連結業績は、売上高が前期比22.5%増の21,978百万円、営業利益が同34.4%増の2,694百万円と大幅な増収増益。新規出店による直営貸会議室数の増加、高付加価値のガーデンシティPREMIUMの拡大、閑散期の試験会場ニーズ等新規用途の開発、新規オープンホテルの順調な稼働等により売上高は大幅に拡大した。また、売上高の伸び率より売上原価及び販管比率の伸びが低く抑えられたことにより営業利益段階で34.4%増、営業利益率は前期比から1.1ポイント上昇、2015年2月期との比較では、6.1ポイントの上昇となる12.3%となった。売上高拡大だけでなく、コストコントロールも含めて上手く運営できているようだ。ROEは36.0%、ROAは12.5%と高水準。 期中における国内貸会議室の展開先は、「TKPガーデンシティPREMIUM大阪駅前」、「TKP心斎橋駅前カンファレンスセンター」、「TKP新橋カンファレンスセンター」のほか、会議室併設型ビジネスホテル第2号店となる「アパホテル<TKP札幌駅北口>EXCELLENT」、第3号店の「アパホテル<TKP日暮里駅前>」。 3. 2018年2月期会社予想 2018年2月期連結業績予想は、売上高26,839百万円(前期比22.1%増)、営業利益3,271百万円(同21.4%増)、経常利益は3,021百万円(同18.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,705百万円(同26.1%増)で、現行の出店計画の積上げで策定。期末には、236拠点、1,946室になる見通し。 4. 中期経営計画 計数目標としては、売上高成長率20%と連結営業利益率14~15%を目標とし、2020年2月に売上高38,543百万円、営業利益は5,813百万円(営業利益率15.1%)を掲げている。しかしながら、計画の内訳を見ると、現在までに出店が決定している内容のみを織り込んでおり、目標数値というより実行計画の位置付けが強いと弊社では考えている。 ■Key Points ・空間再生流通事業を営む。貸会議室の運営を主軸に周辺事業も展開。 ・2017年2月期連結業績は売上高が前期比22.5%増、営業利益が同34.4%増と大幅な増収増益を達成。 ・2018年2月期連結業績予想は、売上高が前期比22.1%増、営業利益が同21.4%増の計画。 ・中期経営計画では、2020年2月期に売上高38,543百万円、営業利益5,813百万円(営業利益率は15.1%)を掲げているが、事実上の実行計画と弊社は見ている。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《NB》
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時価総額 62,429百万円
貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03