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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、日東網、モブキャスなど

2017/3/9 11:57 FISCO
*11:57JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、日東網、モブキャスなど 東芝<6502>:206.5円(-14.2円) 大幅反落。米原発4基の建設を20年末に完成させなければ、税制優遇期限を迎え、発注元の電力会社が同社に数千億円規模の補償を求める公算と報じられている。また米原発子会社WHが建設中で、2020年完工計画のボーグル原発3・4号機について、米政府が巨額債務保証をしていることも報じられた。東芝とWHは米連邦破産法11条の適用申請も視野にいれており、米政府を巻き込む可能性の浮上も嫌気されている。 新日鉄住金<5401>:2776.5円(-47円) 続落。メリルリンチ証券はレーティングを「買い」から「中立」に格下げしている。弱い国内鋼材需給、副原料コスト増(マンガン、燃料等)に伴う国内鋼材マージンの不振、Vallourecを含めたシームレスパイプの想定外に弱い回復を織り込み、同証券は業績予想を減額したもよう。株価は短期的に更に上昇する可能性も残すが、18年3月期の会社計画がコンセンサスを下回る可能性が株価の重しになると見ているようだ。 ヤマトHD<9064>:2477.5円(+59.5円) 反発。野村証券はレーティングを「Neutral」から「Buy」、目標株価を2200円から3000円に引き上げている。宅急便は、人件費・庸車費単価の上昇から、事業が持続的に維持できないリスクが顕在化。今後は労働環境改善に伴い、ピーク時期の追加費用、再配達費用への対策を打つ可能性が高いとみている。また宅配BOXへの優先配送に取り組むことで利益率も改善し、19年3月期に営業最高益を更新すると判断したようだ。 神栄<3004>:193円(+10円) 急伸。子会社が産総研との共同研究で、衝撃校正システム(衝撃試験の計測値の誤差を厳密評価する)を開発し、これを用いた衝撃校正技術を確立したと発表。また、ISO/IEC17025認定を取得したことで、ILAC・MRA(国際相互承認)のシンボルマーク付き校正証明書の発行が可能となり、国際的に衝撃校正サービスを提供できる体制が整ったようだ。今後のサービス展開への期待感が高まる流れに。 日東網<3524>:2113円(+123円) 大幅続伸。17年4月期第3四半期決算を発表している。営業利益(累計)は前年同期比152.2%増の8.6億円となった。漁業関連事業において、付加価値の高い定置網の売上が増加、陸上関連事業では、防球ネットなどの施工工事が順調に推移、産業用資材の受注も回復したことなどが大幅増益の要因。なお、通期予想を同3.9%増の12億円で据え置いており、上方修正への期待感が高まっている。 インソース<6200>:1916円(+156円) 急反発。立会外分売の実施を発表している。予定株式数は16万6000株、予定期間は3月24日から3月28日まで。同社は昨年7月にマザーズへ上場したが、東証1部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、その形式要件の充足を図るとともに株式の分布状況の改善及び流動性向上を図ることを目的に今回の立会外分売を行うという。1部昇格への期待から物色が向かっているようだ。 BS<3623>:4595円(+545円) 一時ストップ高。米Aurfy Inc.の日本現法Aurfy Japanと共同して銀聯カードユーザー向けのオンライン及びスマートフォン決済システムを用いた決済サービスを開発・提供することに合意し、対応準備を開始したと発表している。Aurfy Inc.は銀聯が世界展開を推進する会社として認定している。今回の合意を踏まえ、同社はAurfy Japanの戦略的パートナーとして海外展開を見据えた各種サービス開発に向けての共同検討を進めていく。 モブキャス<3664>:1009円(-271円) 急落。スマートフォン向け新作ゲーム「キングダム 乱 -天下統一への道-」を、岡本吉起氏がゲームプロデューサーを務めるでらゲーと共同開発のもと、今夏に配信を予定していることを公表している。人気作品「キングダム」の世界観を存分に体感できるタクティカルRPGという。ただ、これまで「Project OK」とされて市場でも期待材料となっていたことから、情報公表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。 《WA》
関連銘柄 8件
3004 東証スタンダード
1,545
11/26 14:35
-10(-0.64%)
時価総額 6,441百万円
神戸地盤の老舗商社。1887年創業。冷凍食品や農産物等の食品関連が主力。環境計測機器等の電子関連、生活資材等の物資関連、繊維関連製品も扱う。27.3期ROE15%以上目標。食品関連の業容拡大などに注力。 記:2024/06/07
3524 東証スタンダード
1,463
11/26 15:30
-4(-0.27%)
時価総額 3,811百万円
無結節網で国内トップ。定置網や養殖網など漁業用網に強み。鳥獣害防止ネットや各種スポーツネットなど陸上用網も。漁網は伸長。陸上関連、獣害防止ネットや落石防止ネット等の受注も堅調。東南アジアなど海外開拓へ。 記:2024/10/01
3623 東証グロース
1,478
11/26 15:30
-26(-1.73%)
時価総額 9,702百万円
収納代行やクイック入金、スマホ決済サービスPayBなど決済支援事業が主力。学費収納管理システム、キャッシュレス決済端末販売も。配当性向30%以上目安。クイック入金、デイリー口座振替など既存サービスを強化。 記:2024/10/24
40
11/26 15:30
+1(2.56%)
時価総額 1,786百万円
オリジナル食器や調理道具、キッチン雑貨の製造・販売等を行う「ゆとりの空間」、yossyの推し馬チャンネルの運営等を行う「NINJIN」などを傘下に収める持株会社。IP投資育成事業の拡大などに取り組む。 記:2024/08/27
5401 東証プライム
3,059
11/26 15:30
-29(-0.94%)
時価総額 2,907,032百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6200 東証プライム
1,058
11/26 15:30
+13(1.24%)
時価総額 90,187百万円
講師派遣型研修事業が主力。公開講座事業やITサービス事業、eラーニング・動画販売等も。取引先は製造業や官公庁関連など4万5000組織超。講師派遣型研修事業は中堅企業中心に民間企業の研修実施回数が順調。 記:2024/06/28
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
9064 東証プライム
1,755
11/26 15:30
-22.5(-1.27%)
時価総額 632,670百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07