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アドクリ Research Memo(1):「保険市場」の圧倒的な集客ツールと多様な販売チャネル構築に強み

2017/1/24 16:07 FISCO
*16:07JST アドクリ Research Memo(1):「保険市場」の圧倒的な集客ツールと多様な販売チャネル構築に強み アドバンスクリエイト<8798>は、保険に関する国内最大の保険選びサイト「保険市場(ほけんいちば)」を運営する独立系保険代理店の大手。「保険市場」を通して問い合わせのあった見込み顧客を、通信販売や直営のコンサルティングプラザ、提携先である協業代理店に誘導し、保険契約を獲得している。収益の大半はこの保険契約から得られる代理店手数料収入であり、その他にメディア事業、再保険事業を展開している。2016年7月に東証第2部から第1部に指定替えとなった。 11月11日付で発表された2016年9月期の連結業績は、売上高が前期比0.3%増の7,295百万円、営業利益が同17.3%減の954百万円となった。マイナス金利政策導入の影響により、貯蓄性保険商品の販売停止や、代理店手数料率の低下等により主力の保険代理店事業の収益が落ち込んだことが要因だ。ただ、6月以降、SNS等を使ったプロモーション活動を積極化した効果により、申込ANP※が回復に転じており、第4四半期(2016年7月−9月)だけで見ると増収増益に転じている。 ※ANP(Annualized New business Premium):新契約年換算保険料の意味で、月額保険料が5,000円の場合、ANPは6万円となる。 2017年9月期の連結業績は、売上高が前期比8.4%増の7,910百万円、営業利益が同7.9%増の1,030百万円と増収増益を見込む。マイナス金利の影響や改正保険業法施行に伴う管理強化等により、保険代理店業界の環境は厳しい状況が続くものの、「保険市場」という圧倒的な集客ツールと、自社店舗、協業店舗、通信販売といった多様な販売チャネルを構築する強みにより、着実に成長を続けていくものと予想される。商品販売戦略としては、従来あまり注力していなかった自動車保険や火災保険等の損害保険商品の販売を強化していく方針だ。保険代理店事業に占める損害保険商品の収益構成比は1割強とまだ低く、成長余地は大きい。 目標とする経営指標としてはROE20%以上(2016年9月期実績12.4%)、売上高経常利益率20%以上(同12.7%)、配当性向50%以上(同87.7%)、自己資本比率80%以上(同65.5%)を掲げている。2017年9月期の1株当たり配当金は前期に実施した記念配当2.5円がはく落することで45.0円(配当性向80.4%)を予定している。株主優待制度も導入しており、9月末の100株以上保有の株主に対して、2,500円相当のカタログギフトと福利厚生サービス(保険市場Club Off)の利用権を贈呈している。 ■Check Point ・保険選びサイト「保険市場」の月間ユニークユーザー数は約130万件 ・16/9期は増収減益決算、4Q期だけでは2ケタの増収増益 ・第2の収益柱として再保険事業を強化していく (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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独立系の大手保険代理店。国内最大級の保険選びサイト「保険市場」を運営。通信販売や直営コンサルティングプラザなどで保険商品を販売。同社開発の保険証券管理アプリ「folder」はDL数が20万件を突破。 記:2024/07/07