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DigitalI Research Memo(2):急拡大デジタルマーケティング事業と新市場開拓ライフテクノロジー事業

2016/12/21 15:15 FISCO
*15:15JST DigitalI Research Memo(2):急拡大デジタルマーケティング事業と新市場開拓ライフテクノロジー事業 ■会社概要 (1)事業概要 デジタルアイデンティティ<6533>はデジタルマーケティング事業とライフテクノロジー事業の2事業を手掛けている。2016年12月期第3四半期の事業別売上高は、主力事業であるデジタルマーケティング事業が3,389百万円(95.2%)と大半を占めており、拡大途上のライフテクノロジー事業は169百万円(4.8%)となっている。 a)デジタルマーケティング事業 デジタル媒体を使ってのマーケティングであり、次の3つのサービスを提供している。 1)ディスプレイ広告、リスティング広告などの運用型広告サービス 2)SEO最適化のためのHTML修正、コンテンツ企画・設計・運用、Web担当者への教育などを行うSEOコンサルティングサービス 3)サイト制作、ランディングページ制作、バナー・メール制作を行うクリエイティブサービス なお、デジタルマーケティング事業の主力は、運用型広告サービスである。 同社のデジタルマーケティング事業の他社に対する優位性は以下の3点である 1)アイデンティティ設計 アイデンティティ設計とは、広告戦略を立案する時に使われる同社のオリジナルメソッドのことである。ユーザのネット行動から利用者一人ひとりの興味・心理状況、行動特性を分析し、仮説を立案する。この仮説に基づき個別にコミュニケーション経路を設計し、広告を実行する。実行結果を検証し、さらに次の広告に役立てるというPDCAサイクルを回すことで、広告の投資効果を高めている。こうしてクライアントの高評価を受け、高い取引継続率を実現している。 同社の強みについて、さらに説明を行う。マーケティングの際に顧客の属性に基づき分析を行うことはあるが、年齢・性別・地域など社会経済的な情報(デモグラフィック属性)によりセグメンテーションを行うことが多いとされている。しかし、同社はユーザが「どういった言葉で検索するか」というようなネット行動をもとに、ユーザニーズの顕在化の度合い、行動意欲の高まりなど心理的な情報(サイコグラフィック属性)を用いて詳細に分類し、その属性ごとに効果的な広告施策の仮説を立てている。この仮説に基づき施策を実行しその結果を確認し、分析を行って次の改善につなげている。このPDCAサイクルを繰り返すことで、投資効果(ROI)の高い、効率的な広告運用を実現している。 2) 4レイヤー型運用体制 4レイヤー型の運用体制は同社独自のスタイルである。一般的な広告代理店は営業、コンサルタント、運用担当の3層体制であるが、この場合コンサルタントが顧客からの質問対応、運用の指示、改善、資料作成などを行うため、負荷が高くボトルネックになりがちで運用改善が滞ることが多い。同社の場合はアドプランナーという同社独自の役割を置いている。アドプランナーは営業とコンサルタントと連携し戦略を即実行するなど、実務ディレクションに注力している。これによりコンサルタントは改善対応に集中でき、運用担当者も業務停滞することなく自業務に集中でき、レベルの高い提案と運用が実現可能である。 3)ワンストップソリューション 上述のとおり広告制作、SEO効率化、運用というデジタル広告に関する全般的なサービスを扱っており、ワンストップでのサービス提供、ソリューション提供が可能である。 これらのサービス提供により、ユーザにメリットを感じてもらい、営業活動に必要以上に注力せずとも、既存顧客の取引額拡大、既存顧客から新規顧客の紹介などで、業績が大きく拡大している。 b)ライフテクノロジー事業 チャットアプリ「ウラーラ」の運営を行う。オンラインチャットにより占い師とユーザの間でのリアルタイムなコミュニケーションを実現する物であり、この事業の売上高の大半は「ウラーラ」の課金売上である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行) 《YF》
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時価総額 8,376百万円
デジタルトランスフォーメーション事業、運用型広告中心のデジタルマーケティング事業が柱。Sharing Innovations等を傘下に収める。スキルナビのSaaS事業も。DX事業はサービス領域の拡充図る。 記:2024/08/10