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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家有限亭玉介:中間決算と言語インフラに関する銘柄群

2016/10/8 18:22 FISCO
*18:22JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家有限亭玉介:中間決算と言語インフラに関する銘柄群 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2016年10月03日12時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『言語インフラ』のテーマを中心に、それぞれ中間決算を絡めた銘柄についての読み物を寄稿させて頂きます。 さて、TPPに焦点が絞られる臨時国会・築地の豊洲移転問題が各種メディアで表面化する都議会の最中ではありますが、あたくしは今後のカジノ、東京オリンピックに関して注目しております。 その背景としてどちらも共通しているのが、外国人旅行者に対しての「言語インフラ」の整備が当面の課題であることだと言えます。 島国ニッポン…小中高の12年間を費やしても英語は堪能にはなれません…嘆かわしい事ですねぇ。 まぁ、そんな話はさておき、今夏8月17日、日本政府観光局(JNTO)は「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金」の二次募集の開始を発表しました。 いわゆる外国人観光案内所の整備に関する補助金ですね。 その対象とは案内所スタッフの常駐に向けた内容もありますが、ここでお話したいのが、その人員に代わる案内標識やデジタルサイネージ、ホームページ、案内放送などの多言語表記に関わる設備についてです。 これまで多くの企業が翻訳に関するモノ、製品開発に乗り出していますが、中でもあたくしは以下の企業に、目先の中間決算も合わせて注目しています。 ■ロゼッタ<6182> 昨年11月のIPOでマザーズ市場を賑わせた企業。産業翻訳のトップ企業でもある翻訳センター<2483>と、その大企業に対して新規事業を支援するドリームインキュベータ<4310>が株主である事も注目です。人工知能(AI)関連の銘柄としても、AI型自動翻訳機「熟考」など、自社開発した翻訳ソフトのシェア拡大で直近の業績も好調。(例えばそれを案内所のデジタルサイネージ(液晶案内板)へと採用となれば…イメージしやすいかと) また、バイリンガルな人材のクラウドソーシングサイト「Conyac(コニャック)」も運営。人・モノどちらにしても期待値は高いでしょうねぇ。中間決算は10/13を予定。17年2月期1Q決算の経常益は45.9%増益で、上期の計画に対する進ちょく率は71.0%と良好。中間決算で大幅に上回るようであれば、上方修正も出るかもしれませんねぇ。 ■ローツェ<6323> 先の東証一部へ鞍替えする記念配当として12円→15円に増額するなど株主還元にも積極的です。また今後の「言語インフラ」に関するデジタルサイネージ等の受注増加、普及の可能性に伴い、半導体、ウエハやガラス基板の搬送装置を手掛ける同社に注目致します。中間決算は10月11日に予定となっていますが、現状は堅調な業績となっております。 ■パナソニック<6752> 外国人観光案内所のありとあらゆる分野をカバーができる企業といえば…家電最大手・世界の松下さん。特に昨年、成田空港に試験導入された翻訳機「メガホンヤク」も話題に…翻訳分野へも勢力的に裾野を伸ばしていると言えます。中間決算は10月下旬を予定。現在は通期計画に対する進捗率が19.6%と伸び悩んでおりますが、今後の「言語インフラ」における躍進を期待しております。長期目線ですね。 ■ヤマハ<7951> 世界の楽器メーカー…YAMAHAさん。オフライン環境でも対応可能な外国人観光客向けの自動翻訳アプリ「おもてなしガイド」をリリースし、日本の主要空港に鉄道、バス以外にもイオンモール、サンリオ、渋谷のセンター街に至るまで実証実験を推進。中間決算は10月下旬を予定。ETF買い入れで事実上、日銀が同社の筆頭株主であり、下げた場面では買い入れ期待による思惑も高まりやすく、短期目線でも狙えます。勿論、好業績が続く同社への期待は中長期目線でも高いものと見ています。 上記以外にも「言語インフラ」にまつわる企業は枚挙に暇がありませんが、世界に比べ日本国民にバイリンガル人口比率が圧倒的に少ない以上は、やはり翻訳ビジネス関連を中心に、ロゼッタのような人工知能(AI)関連や、今話題のIoT関連へもますます密接に結びついていく事でしょう。 そしてカジノ・東京オリンピックに向けて日々研鑽されていくそれらシステム技術、開発製品などが、日本から海外へと渡り、広がっていく事を願ってやみません。 なんて、私的な講釈を書き連ねましたが以上となります。 長文、乱文ではありましたが、お読み頂きまして御礼申し上げます。 上記以外にも、ブログではあたくしなりの相場観の他、今、期待値の高い監視・注目銘柄やテーマ株についての記事を毎日・随時配信しております。 お時間がありましたら【儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」】を検索して頂ければ幸甚です。 愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《NO》
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翻訳業界国内最大手。特許分野、医薬分野、工業・ローカライゼーション分野、金融・法務分野で翻訳事業を展開。派遣事業、通訳事業等も手掛ける。配当性向35%目標。翻訳事業では専門性の深化、顧客シェア拡大に注力。 記:2024/09/01
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10/4 15:00
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時価総額 23,965百万円
経営コンサルティング会社。大企業向けの産業プロデュースや事業創造支援、M&A支援、ファンド運営を行う。ベンチャー企業への投資も行う。今期3Q累計はビジネスプロデュースが堅調も、ベンチャー投資が足踏み。 記:2024/04/15
6182 東証グロース
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時価総額 10,025百万円
AI自動翻訳などを手掛けるAI事業が主力。業種特化の専門文書の翻訳に強み。プロ翻訳者による業務受託、メタバース事業等も手掛ける。生成AI「Metareal AI」プロジェクトの早期業績寄与を目指す。 記:2024/08/06
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時価総額 350,683百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
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+15(1.17%)
時価総額 3,187,820百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7951 東証プライム
1,260
10/4 15:00
+14(1.12%)
時価総額 684,180百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30