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イデアインター Research Memo(3):ホットプレートに代表されるキッチン雑貨が売上高の拡大をけん引

2016/10/6 15:09 FISCO
*15:09JST イデアインター Research Memo(3):ホットプレートに代表されるキッチン雑貨が売上高の拡大をけん引 ■事業セグメント別動向 (1)住関連ライフスタイル商品製造卸売事業(「卸売事業」) 卸売事業では、イデアインターナショナル<3140>が企画・開発・製造(海外の向上に外部委託)した商品を、専門店などに卸売をおこなっている。これら商品は、同社自身が自社の小売店舗やECで販売するものと基本的には同じであり、同社の商品の持つ優れたデザイン性や機能などが評価されて外部の小売事業者からの商品供給ニーズが生まれていると言える。同社の側からみても、同社の店舗数は各業態合わせても20店舗(2016年6月現在)と全国をカバーできていないため、商品の販路を拡大するという意味では卸売事業は重要な役割を担っている。取引先の選定に当たっては、同社商品のもつイメージやデザイン性を毀損しないよう、慎重に配慮されている。 2016年6月期の卸売事業の売上高は、3,860百万円(前期比4.0%)となった。今期も成長のけん引役はホットプレートに代表されるキッチン雑貨で、キッチン雑貨トータルの売上高は前期比51%増となり1,500百万円に迫った。 ホットプレートは、他のインテリア雑貨やキッチン雑貨と同様、「BRUNO(ブルーノ)」ブランドで販売されている。販路は卸売、小売、自社ECの3経路すべてとなっているが、人気商品ということで、他社の店舗網(EC含む)を活用できる卸売経由での販売高が最も大きくなっている。 ホットプレートの販売トレンドには陰りが全く見えない状況だ。2016年6月末時点での累計販売台数は40万台を突破した。2016年3月時点の累計販売台数が30万台だったため、4-6月の3か月間で10万台を積み増したことになる。20万台から30万台への積み上げには4か月以上を要したことに比べると、販売が加速していると言える。 同社のホットプレートがロングセラー且つ勢いを持続している理由のひとつは、デザイン性にある。ホーローをイメージしたデザインに、キッチンウエアとしては従来の常識を打ち破る白やグリーン、ピンクなどカラフルな色のラインアップを備えた点が消費者から評価されている。同社は、定番カラーに加えて限定カラー商品も発売し、需要の継続した刺激に努めている。 機能面では、平プレートとたこ焼きプレートを標準装備させているのに加え、オプションでグリル用プレートやマルチプレートなどを取りそろえ、対応する料理のヴァリエーションを増やしている。また、人数に合わせて標準サイズと大型の“グランデ”をラインアップしている。こうした、使い勝手の良さや使い易さもまた、人気化した理由と考えられる。 さらに別の視点として、ホットプレートがコミュニケーション・ツールとなっているという解釈もなされている。仲間が集まって“ワイワイガヤガヤ”を演出するのにうってつけの道具と認知されたことがヒットにつながったという見方だ。同社自身もそうした点を強く意識しており、コミュニケーション・ツールとしての活用域を広げて需要拡大につなげるべく、深鍋ポッドなど、新たなオプション品のリリースを計画している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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インテリア商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。24.6期2Q累計はミレストが大幅増収。観光地店舗を中心に各種トラベル関連商品の売上が増加。 記:2024/04/09