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ダイナック Research Memo(1):2016年12月期第2四半期は、実質面では順調に進捗。下期の回復に期待

2016/9/14 16:13 FISCO
*16:13JST ダイナック Research Memo(1):2016年12月期第2四半期は、実質面では順調に進捗。下期の回復に期待 ダイナック<2675>はサントリーグループの中の外食事業関連の中核子会社。「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」という企業理念の下、直営ビジネスとして「響」「燦」「魚盛」などのレストラン・バーを直営するほか、受託ビジネスとしてゴルフ場やリゾート施設などのレストランの運営受託を行っている。 2016年12月期第2四半期決算は、売上高は微増ながらも利益は前年同期比減益での着地となった。主力事業のバー・レストランにおいて、都市型・多業態・高付加価値といった同社の強みを生かして様々な施策を行ったが、厳しい業界環境をカバーできず、既存店売上高前年比は99.5と若干100を下回った。また新規出店数が計画に対して遅れたことも響いた。利益面では、費用のコントロールは想定どおり進んだものの、パートナー(アルバイト社員)の募集費等のコスト増加をカバーする売上を確保できず、減益となった。 同社は2016年12月期~2018年12月期の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。経営方針・重点施策の骨格は1)出店における高付加価値業態の展開、2)受託ビジネスの拡大、3)集客力を高めて事業の運営基盤を強化する、の3点だ。今第2四半期は、バー・レストランの新規出店数こそ計画に対して未達だったものの、それ以外の点では計画どおりの進捗となった。新規出店についても、立地や顧客のニーズに合わせた高付加価値業態の出店とブランドの確立という実体面では順調に進捗となっている。 2016年12月期通期について同社では、売上高37,240百万円(前期比3.1%増)、営業利益1,120百万円(同19.1%増)と期初予想を維持している。上期の収益水準が低かったため、下期のハードルは上がった形となっているが、バー・レストランの新規出店の加速と既存店売上高の押し上げによって、期初予想の達成に自信を見せている。弊社もまた、新規出店の遅れによる影響を、都市型・多業態・高付加価値といった同社の強みや会員組織「倶楽部ダイナック」の集客力などをフルに活用することで既存店売上高を押し上げて挽回することは、十分可能だと考えている。 ■Check Point ・成長フェーズへの移行、「安定かつ着実な成長の実現」を目指す ・「倶楽部ダイナック」の会員売上高、会員数は順調に推移、今後の進捗に注目 ・持続的成長が見えてきたことで2円増配の12円配を予想 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07