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アイル Research Memo(5):2016年7月期第2四半期累計は営業利益横ばいだが2ケタ増収

2016/4/1 16:08 FISCO
*16:08JST アイル Research Memo(5):2016年7月期第2四半期累計は営業利益横ばいだが2ケタ増収 ■業績動向 アイル<3854>の2016年7月期第2四半期累計(2015年8月−2016年1月)の連結業績は、売上高が前年同期比11.9%増の3,624百万円、営業利益が同0.5%増の129百万円、経常利益が同2.0%増の138百万円、四半期純利益が同79.1%増の133百万円だった。 消費税率引き上げに伴うシステム見直しやWindowsXPサポート終了に伴う機器入替等の特需の反動減が一巡し、さらに基幹業務システムとWebシステムの両面から幅広いソリューション提案を可能とする「CROSS-OVERシナジー」戦略、協業企業の発掘・提携によって販売チャネルの拡大を図るパートナー戦略、業種に特化したシステム開発や業種ごとの導入事例を生かして各業種特有の問題解決を行う業種特化戦略が奏功して2ケタ増収だった。 事業別売上高は、システムソリューション事業が同14.0%増の3,131百万円、Webソリューション事業が同0.2%減の492百万円だった。システムソリューション事業では前期に伸長した受注残高も寄与して大幅増収だった。Webソリューション事業では、全体としては微減収とやや伸び悩んだ形だが、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」や、ECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」の販売は堅調である。またストック型商材の売上構成比は前年同期の56.7%から67.6%に大幅上昇した。 コスト面では、積極的な開発投資に伴って開発費や人件費が増加したことや、利益率の高いWebソリューション事業の売上高がやや伸び悩んだため、2ケタ増収に対して売上総利益は同5.2%増にとどまった。売上総利益率は37.0%で同2.3ポイント低下した。販管費は5.8%増加したが、販管費比率は33.4%で同1.9ポイント低下した。なお特別利益に大阪本社移転(2016年3月)に伴う移転補償金80百万円を計上したため、四半期純利益は大幅増益だった。 2016年7月期第2四半期累計のトピックスとしては、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」が、2015年8月にLINE(株)が提供するフラッシュセール事業「LINEフラッシュセール」及びソーシャルギフトサービス「LINEギフト」と連携し、2016年1月にはイーベイ・ジャパン(株)が提供するインターネットショッピング・オークションサイト「eBay」との在庫・受注連携に対応した。 また基幹業務パッケージシステム「アラジンオフィスfor Foods」が、食品業界向け専門紙「食品産業新聞社」が主催する第45回「食品産業技術功労賞」を「資材・機器・システム部門」にて受賞した。 2016年1月には、人材派遣会社向けスタッフ管理クラウドシステム「CROSS STAFF(クロススタッフ)」の提供を開始した。労働者派遣法改正やマイナンバー制度開始になどに伴って煩雑化する人材派遣会社の管理業務効率化を支援する。 なお連結子会社ウェブベースの業績は売上高が前年同期比1.4%増の279百万円、営業利益が同25.0%減の63百万円、経常利益が同25.0%減の63百万円、四半期純利益が同29.1%増の40百万円だった。前年の反動で営業減益、経常減益だったが、純資産は順調に増加している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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基幹業務管理システム「アラジンオフィス」、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」等を手掛ける。Web商材の製品力強化などに取り組む。中計では27.7期売上高235億円目標。 記:2024/10/25